最近のペットブームで日本では様々なペットが飼育されていますが、昔から根強い人気を誇るのがインコです。小鳥は古くからペットとして寵愛を受けている動物ですが、人に懐きやすいものも多く、言葉を覚えてくれたりするのでコミュニケーションが取りやすいですよ。
特にペット人気が高い種類がセキセイインコになります。小鳥系のペットの中でも小型~中型程度のサイズで狭いスペースで飼育可能であることと、人に懐きやすく言葉に反応してくれる個体が多いことから広く飼育されていますよ。子供からお年寄りまで幅広く人気を獲得しています。
そんな人気のインコですが、小鳥のペットは少しだけ飼育に手間がかかることがあります。たとえば小鳥の中でも人気の文鳥は、雛の飼育には温度管理や付きっ切りでお世話する必要があります。
→「文鳥の雛には保温が必要。ヒナの飼育の温度管理にはヒーターを使用しよう!」
インコはそれだけではなく、ある問題行動を起こすことがあります。その行動が飼い主さんの頭を悩ませることがあるようです。その問題の行動とは餌を散らかす習性があるということです。エサを巻き散らかす癖は飼い主さんからしたら掃除の手間などが増えるので面倒ですよね。
しかし、なぜインコは餌を散らかすのでしょうか。エサの好き嫌いがあり、好みの餌をさがしているのでしょうか。なかなか原因が分からない飼い主さんは多いのではないでしょうか?
そこで今回はインコが餌を散らかしてしまう理由と、おすすめの対策方法をお伝えしていきます。是非、参考にしてみてくださいね。
インコは餌の好き嫌いだけでエサを散らかすことほとんどない
単純にインコが餌を散らかす理由として思いつくのが、自分の好きな餌を選ぶために散らかすということが考えられます。しかし、これはインコが餌を散らかす理由であることは少ないようです。
インコは確かに好き嫌いがありペレット型の餌よりもシード型の餌を好む傾向があります。
→「インコの飼育のコツは餌にある。必要なエサの量や種類はどうすべき?」
しかし、多くの飼い主さんは餌の好き嫌いからインコが餌を散らかしていると考え、シードだけを与えたりすることもあるようですが、ほとんどの場合で餌を散らかしていたインコは変わらずに餌を散らかすことが多いようです。
ここにもしかしたら餌を散らかす原因があるのかもしれませんが、本当の理由は別にあると考えることが出来そうです。
インコが餌を散らかす理由は3つにまとめられる!
インコが餌を散らかす理由は以下の3つであると言われています。
- 退屈なので餌を散らかして遊んでいる
- ストレス解消のため餌を散らかしている
- 餌を食べるのが下手なので散らかしてしまう
インコは人懐っこいペットですが、逆に言えば飼い主さんがかまってくれないだけでストレスを感じてしまうようです。そのため飼い主さんがいない時は、餌を遊び道具にみたてて散らかして遊んでしまうようです。インコは好奇心旺盛で何でも遊び道具にしてしまうので、これは納得ですね。
またストレス解消の意味で餌を散らかすこともあるようです。似たような理由で発情期に苛立っているインコが餌を散らかすことが多いようです。
そして意外と見落としがちな原因が、単純にインコは餌を綺麗に食べる動物ではないということです。想像してもらいたいのですが、小鳥は個体によっては頭を振りながら餌を食べることがあります。そんなことをしていては餌も散らかってしまいますよね。これは癖のため矯正が難しいのですが、決してわざとやっているわけではないということは理解してあげてくださいね。
餌を散らかすインコにおすすめの対策は構わないこと
インコが餌を撒き散らかす時にやってはいけない対策として、大きな声で怒鳴ったり怒ることがあります。理由は単純です。インコが餌を散らかすことで飼い主さんがかまってくれると勘違いを起こすのを防ぐためです。
基本的には放置して、散らかっていたら餌を片付けるだけにしましょうね。少なくともこの対応を行うことで、インコの餌の散らかし方が悪化することはなくなりますよ。根気強くインコと接していきましょうね。
インコが餌を散らかす原因を理解して、あまり構わないようにしよう!
いかがだったでしょうか。
今回はインコが餌を散らかす原因を尾お伝えし、どのように対応・対策をとるべきかについてお伝えしてきました。基本的にはインコが餌を散らかすことに対しては、あまりに気しないようにしましょう。気にして怒ってしまうと逆効果ですよ。
インコと仲良く過ごすためにも、気長に改善するのを待ちながら接してあげましょうね!