
我々人間は基本的に1日3食、食事をとります。そして、1回あたりの食事の量はそれぞれの年齢やその日の体調に応じて、変えますよね。では、ペットとして飼っている犬の食事の量や回数はどうでしょう。人間と同じように犬もそれぞれの状態に応じて餌をあげるべきだろうと思っても、言葉が通じないので犬の意思を完璧に汲み取ることは難しいですよね。
そこで、今回は一般的にいわれている犬に与えるべき餌の量とその回数についてご紹介していきます。この記事を読めば、きっとあなたが愛犬にご飯をあげる際の悩みが少なくなると思いますよ!
犬に与えるべき餌の量と回数は、犬の年齢によって異なる?
人間だって赤ちゃんと大人、また年配の方で食事の量と回数が異なるように犬も生後間もない子犬と成犬や老犬ではごはんの量や回数は異なります。また、市販されている犬のドッグフードも子犬用から成犬用と犬の年齢に合わせたエサが販売されています。よって、まずはあなたの愛犬の年齢に応じてドッグフードは選んであげましょう。
また、ドッグフードにはドライタイプやウェットタイプなど種類も豊富にありますので、愛犬の健康状態に合わせて飼い主さんが選んであげるようにしましょう。
→「犬の餌代ってどれくらいかかるの?犬種やエサの種類別に徹底解説!」
犬が1日にとるべき餌の量ってどれくらい?
犬が1日にとるべき餌の量は、犬の成長過程によって異なることは分かりました。では、一体それぞれの成長過程に応じてどれくらいの餌の量を、目安として考えればよいのでしょうか。一般的に、犬が1日にとるべき食事の量は以下の計算式で算出できるといわれています。
犬が1日にとるべき食事量 = 犬の体重 ÷ 40
1日に摂取すべきカロリーは体重1kgあたり50〜150calといわれています。これらはあくまでも目安ですが、飼い主さんは把握しておくとよいでしょう。
また、愛犬が少し肥満気味になってきたらといって、この目安の食事量から大幅に減らすことは犬の健康にとってよくないです。よって、日頃から愛犬が肥満にならないためにも、食事の量は飼い主さんが調整してあげましょう。愛犬がドッグフードを欲しがり続けるからといって、その可愛さに負けて与えすぎてはいけませんよ!
適切な餌の回数①:子犬の場合は?
生後間もない子犬は消化機能がまだ十分に発達していないため、成犬よりも食事の回数は多くとり、複数回に分けてドッグフードは与えてあげましょう。一般的には、生後3ヶ月までは1日あたり4〜5回、生後3〜6ヶ月頃の子犬には1日あたり3〜4回に分けてドッグフードは与えてあげてください。
また、子犬はその消化機能が十分に発達していないことを踏まえ、与えるドッグフードにも一工夫してあげましょう。具体的には、ドッグフードをぬるま湯でふやかし、柔らかくなったものを与えるとよりよいでしょう。
適切な餌の回数②:成犬の場合は?
体の機能も十分に発達してきた成犬には、1日2回に分けてご飯を与えるのが一般的です。あげるタイミングとしては、2回の食事の間隔はある程度一定に保ちたいので、朝と夕方の2回に分けてあげることをおすすめします。
もちろん、愛犬の健康状態に応じて3回に分けてあげても問題ありません。最も重要なのは、あなたの愛犬の健康状態に応じたタイミングと回数でご飯をあげることですからね。
適切な餌の回数③:老犬の場合は?
人間が歳を重ねると1回あたりの食事の量が減っていくように、犬もシニアになると1回に食べられる食事の量は減ってくる場合があります。老犬は成犬と同じように、1日2回に分けてえさをあげるといわれていますが、このようにして愛犬によってはシニアになるにつれ1回に食べられるえさの量が減ってくる場合があります。よって、このような場合は3回に分けて餌をあげるといったような工夫をしてあげましょう。
また、老犬になって餌を食べないことが多々起きるケースもあります。このような場合、餌の回数を変えても状態が変化しないことも多くあります。この場合は、その原因を理解した上で対処法をとった方が効果的です。
→「シニア犬・老犬が餌を食べない時の原因と対策方法まとめ!」
どれくらいの量であれば、犬におやつは与えてもいいの?
基本的に、犬のご飯は栄養価の高いドッグフードをメインに考えてください。とはいいつつも、我々人間も疲れた時や次のご飯のタイミングまでにまだ時間があって空腹感を感じている時、はたまた頑張った自分へのご褒美に…といった場合におやつを食べたりしますよね。
今では犬用のおやつも販売されており、犬にもおやつを与えても問題ありません。重要なのは、どういった場合におやつをあげるかを決めておくことです。なぜなら、おやつばかり与えるようになると、本来食べるべきエサであるドッグフードを食べなくなることにもなりかねないからです。
おすすめなのは、犬のしつけを考慮した上でも愛犬を褒めてあげる際におやつをあげることです。例えば、「待て」を覚えた時や専用のシーツにトイレができた時などにご褒美としてあげると良いでしょう。
また、市販のおやつには歯磨きガムのような犬の歯垢の除去を手助けしてくれるようなおやつもあります。こういったおやつを効果的に取り入れていくのもおすすめですよ。
犬の運動量に応じて、餌の量は調整しましょう!
犬に与える餌の量は、愛犬の成長過程に合わせるべきであることをご紹介しました。先ほどご紹介した餌の量を目安としながら、そして愛犬が肥満にならないように気をつけながらも、餌を少し多めに与えるべき時はしっかりと与えてあげましょう。
例えば、いつもの散歩に加え週末に公園で愛犬とフリスビーで遊んだ日には、いつもより少し多めの量、もしくはカロリーをいつも多めに摂取できるようにドッグフードの種類を変えるなど工夫をしてあげましょう。いつも以上に運動した日には、犬も人間同様に体力回復のためにいつも以上のエネルギーを必要とします。よって、そのような場合には餌の量を調整してあげるようにしてくださいね。
愛犬の健康のためにも、餌の量と回数はしっかり管理しましょう!
今回は犬の餌の量と餌を与える回数についてご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。
ドッグフードのパッケージ裏に目安となる量が記載されているとはいえ、犬にも個体差がありますので、あなたの愛犬が実際どれ程の量の餌を1日に必要としているのかを把握しておくことは非常に需要です。
食事の管理は、愛犬の健康管理の上で非常に重要な一要素です。愛犬と楽しい時間を長く過ごすためにも、今一度日々の愛犬の食事について見直してみませんか?