
日本では猫ちゃんの飼育数が年々増加しています。自宅の室内で猫を飼育する20代~30代が増加してきているようです。特に都心部でこの傾向は見られており、一人暮らしを行ってる方々が寂しさを紛らわせるために飼育することが多いようです。
最初の頃は1匹のネコちゃんを溺愛する飼い主さんが多いようですが、次第に飼い主さんは複数の猫ちゃんを同時に飼育したい、猫にもっと囲まれたいと感じるようです。そして2匹目の猫を我が家に連れてきて、念願の猫ちゃんの多頭飼育がスタートしていきます。確かに複数の猫ちゃんに囲まれての生活には憧れてしまいますよね。
しかし、多くの飼い主さんは2匹の猫ちゃん同士がケンカしてしまうことに頭を悩ませてしまうようです。2匹が仲良くしてくれる希望を打て砕いて、特に先住猫ちゃんが威嚇することが多いようですね。これはどうしてなのでしょうか。このような行動が見られると飼い主さんとしても悩みの種になりますし、ケンカをしてしまえば大変なことになります。
そこで今回は猫同士が威嚇してしまう理由や原因、そしてどのように対策・解決していくかにまでついてお伝えしていきます。複数の猫を飼育されている飼い主さんや、これから複数の猫ちゃんを飼育しようと考えている方は是非参考にしてみてくださいね。
先住の猫が後から入ってくる猫を威嚇することで猫同士のケンカが始まる?
まずお伝えしなければいけないのが、猫ちゃんはストレスに敏感な動物であり、縄張り意識も持っているということです。下記の記事でもお伝えしていますが、例えば自宅に知らない人間が入ってくると物凄い勢いで威嚇する猫もいるようです。
→「猫に威嚇される原因は何? 愛猫が怒る理由や気持ち、対処や対策方法まとめ!」
先住猫ちゃんは、新しく入ってきた猫を仲間ではなく自分の敵であると認識してしまえば、基本的には威嚇対象になります。ほとんどの場合が残念ながらこのような反応になり、猫同士で威嚇しあったりケンカを始めてしまったりします。
こうなってしまうと先住猫はストレスがたまってしまいますし、新しくやってきた猫ちゃんも新しい環境になれないストレス+敵もいるというストレスを感じてしまいます。
これは大きな問題ですね。この場合の対策としては、まずは2匹の猫同士を別居させるというのが一番効果的です。大切なのはそれぞれのための寝床があることと、常に一緒にいさせないということです。
次第に先住猫ちゃんもなれてきて威嚇することも減っていきますよ。まずは慣れさせてストレスを感じないようにさせることを一番に考えましょうね。
猫同士の威嚇やケンカは発情期にメスを争う時に始まることも
もうひとつにパターンとして考えられるのが、発情期特有のオス猫同士のメス猫争いです。これがかなり熾烈なんです。特に野生の猫などはこのケンカが激しく、夜中に猫の鳴き声が聞こえる場合は縄張り争いかこのメスをかけたケンカのいずれかがほとんどですよ。
しかし、もし猫ちゃんに去勢手術を受けさせていればこのケンカは発生しません。去勢手術を行っていれば、発情期も来ませんので争いは発生しません。
そのためオス猫を複数匹飼育する場合は必ず去勢手術を受けさせてあげましょう。基本的には子猫の時期に動物病院に連れて行ってあげて、先生と相談しながら進めてくださいね。
去勢手術は他の飼い猫にも悪影響を与えないためにも必須ですので、必ず行いましょう。それが飼い主さんとしてのマナーですよ。
複数の猫を飼育する際に威嚇やケンカが発生しないおすすめの組み合わせは?
複数の猫ちゃんを飼育しようとする場合に、どのような猫ちゃん同士の組み合わせをすれば良いか気になりますよね。基本的に以下の組み合わせで猫ちゃんを飼育すれば猫同士で威嚇やケンカをせずに比較的仲良くなりやすいですよ。
- メス猫×メス猫
- 去勢手術を受けたオス猫×避妊手術を受けたメス猫
- 子猫×子猫
この組み合わせはあまり心配がありません。逆に以下の組み合わせはおすすめできません。
- オス猫×オス猫
- 大人の猫×子猫
これらの組み合わせは縄張り争いが始まったり、猫同士でのいじめが始まることもありますのでおすすめしません。組み合わせには充分に注意しましょうね。
猫同士の威嚇を防ぐにはストレスを感じさせないことと組み合わせが大事!
いかがだったでしょうか?
今回は猫同士が威嚇する原因や、なぜそのような行動をとるのか、また複数の猫を飼育する場合のおすすめの組み合わせまでお伝えしてきました。今回お伝えしたことを参考にして、猫ちゃんの複数飼育を本当に行うのかどうか考えてみてくださいね。
難しいこともありますが、上手に飼育できれば充実したネコライフが送れますよ!