最近は爬虫類の中でもトカゲ人気に火がついています。トカゲやイグアナ、なかにはカメレオンといった種類がペットとして飼育されています。
→「初心者の方必見!飼育が簡単なペットとして人気のトカゲの種類6選!」
そしてトカゲといえば、日本原産のトカゲも数種類存在しペットとして飼育されています。海外原産のトカゲと比較して、やはり環境の管理がほとんどかからずに飼育が簡単であるということで人気が高いです。
そこで今回は、日本原産のトカゲにはどのような種類がいるのかについて詳細をお伝えし、簡単な飼育方法までお伝えしていきます。
日本原産のトカゲには、イグアナやカメレオンのような種類はいない
まずは日本にいるトカゲの種目について考えていきます。トカゲには下記のように3タイプの系統に分かれます。
- トカゲ
- イグアナ
- カメレオン
この中でも日本原産のイグアナやカメレオンは存在しません。また海外のトカゲと比較して日本のトカゲは小型サイズのものばかりです。これは気候の関係が大きいと言われています。
またヤモリは厳密にはトカゲではありませんので、ここからは除外しています。ちなみにトカゲにはマブタがあり、ヤモリにはマブタがないのが違いですよ。
ここからは日本原産にトカゲにはどのような種類のものがいるかについて考えていきます。
日本原産のトカゲでペット人気が高いものは大きく2種類
日本においてペット人気が高く、認知度が高いトカゲは下記の2種類となります。
- ニホントカゲ
- ニホンカナヘビ
多くの方が両方のトカゲを見たことがあるのではないでしょうか?
ここからはそれぞれのトカゲについて、詳細をお伝えしていきます。
同じ日本でも住んでいる地域によって種類が違うのが「ニホントカゲ」
ニホントカゲは体色が美しくとても綺麗なトカゲです。そのため、日本においてペットとして人気がある種類となっています。
ちなみにニホントカゲは、日本の中でも住んでいる場所に分けて3種類が存在します。
- ニホントカゲ
- ヒガシニホントカゲ
- オカダトカゲ
基本的な種類は西日本に生息している「ニホントカゲ」になります。また東日本に生息しているニホントカゲは、そのまま「ヒガシニホントカゲ」という種類になるそうです。そして、伊豆半島から伊豆諸島にかけて生息している種類を「オカダトカゲ」と言います。
この3種類は見た目での判断は素人ではほぼ不可能ですので、基本的には生息している地域で区別するしかないようです。
ニホントカゲの飼育方法
ニホントカゲの飼育のポイントは、飼育ケースに5センチ以上マットを敷き詰めてあげることです。特に冬場は寒くなると穴を掘って冬眠をし始めますので、絶対にマットを敷いてあげてください。
おすすめのマットはこちらのニチドウの「ハ虫類マット」です。値段もとてもお手頃な上、脱臭や除菌の効果もある優れものですので、ぜひこの機会に一度試してみることをおすすめいたします!
エサについては基本的にコオロギやミルワームなどの昆虫を食します。虫が苦手な方はそのため飼育を断念する方が多いようです。餌やりの際は、活きたコオロギやミルワームを水槽などのケースに入れてあげると勝手に食べてくれますよ。
虫が苦手でトカゲの飼育を断念している方は、虫を食べないトカゲもいることをご存知ですか?「虫以外を餌として食べるトカゲの種類とは?与えていいエサはなに?」でそんなトカゲもご紹介していますのでぜひチェックして見てくださいね!
ヘビなの?トカゲなの?どちらの種類なのか誤解しやすい「ニホンカナヘビ」
ニホントカゲと比較すると、どうしても見た目が地味に見えてしまうのがニホンカナヘビです。ニホントカゲが見た目が明るく体表がツルツルしているのに対して、ニホンカナヘビは見た目が暗く体表がザラザラしているのが見分け方になります。
またニホンカナヘビは、「ヘビ」とついていますが、れっきとしたトカゲですので安心してください。
ニホンカナヘビの飼育方法
ニホンカナヘビの飼育は基本的にニホントカゲと方法は同じです。その中でもポイントは日光浴にあります。1週間に2回以上、1回当たり30分ほど日光浴させるのが効果的です。あまり長時間やると熱射病になってしまうので、ご注意ください!
またエサはニホントカゲと同じでコオロギやミルワームなどの昆虫が主食になります。また他の虫ですと小型のクモも食いつきが良いと言われていますよ。
さらにニホンカナヘビは木登りが好きですので、飼育ケースの中に流木を入れてあげると喜びます。市販されているものの中では、こちらの爬虫類用の流木がお値段もお手頃でとてもおすすめですので、ぜひ試してみてくださいね!
日本原産のトカゲは2種類ともペットとしてオススメですよ!
いかがだったでしょうか?今回は日本に生息しているトカゲについて紹介しました。ペットとして人気の種類は「ニホントカゲ」と「ニホンカナヘビ」であり、見分け方や飼育方法は簡単だということをお分かりいただけたかと思います。
どちらも飼育しやすい種類のトカゲです。日本の環境だからこそ、この2種類は容易に飼えるということもありますので、是非一度は飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ペットショップで安価で購入可能ですし、野生で捕まえることも出来ますのでお好きな方法で入手してみるのも良いですよ。
またこれからトカゲの飼育を考えている方は「ペットとして飼育できるトカゲのおすすめの種類をまとめてみた!」もぜひ併せてご確認してください。初心者にも飼育しやすいトカゲをたくさん紹介しております。
その愛くるしい姿に癒されること、間違いなしですよ!