最近よく飼育されるようになった爬虫類ですが、犬や猫と比較すると知能が低いと大半の方が思っているのではないでしょうか?確かに犬や猫も知能は高いですが、爬虫類にもちゃんと知性のある動物はたくさんいますよ。
特に爬虫類の中でも知能が高いと言われているのがトカゲの一種であるイグアナです。日本ではグリーンイグアナがペットとして人気であり、かなり流通しています。見た目は恐竜のようで怖い印象なのですが、知能が高く人に懐きやすいということで人気に拍車がかかっています。
ペットの飼い主さんに聞いていると、やはり知性の高いペットのほうが自分を認識してくれて、遊んだりコミュニケーションが取れるので嬉しいという声が多いです。もちろんイグアナも知性が高く、求められていることに応えることが出来る動物です。
今回はそのように知性が高いと言われているイグアナについて、どのような部分で知性を感じることが出来るのかをお伝えしていきたいと思います。
イグアナは人間を識別することが出来るくらいの知能を持っています
イグアナが知能が高いと呼ばれる理由として挙げられるのが、イグアナは飼い主とそうでない人間を区別して認識出来るということです。
普段エサをくれる飼い主に対してはエサを持っていくと向こうから近づいてきますし、逆に全く知らない人がエサを持ってきても基本的には反応しません。むしろ知らない人がやってくると人間慣れしきれていないイグアナは攻撃することもあるので注意すべきポイントです。
どうやらイグアナは習慣的な行動を記憶出来るらしく、例えば餌やりの後に日光浴のために屋外に連れていっている場合、イグアナは途中からエサを食べ終わると自分から移動をしようとしたりします。一連の行動を続けていると自分で学習してくれますので、イグアナは知能が高い動物であると言えます。
またこの傾向は幼体のイグアナから飼育している場合に強く出るようです。基本的にイグアナは小さい時期から飼育してあげると良くなつきますのでオススメですよ。
知能が高いので、飼い主の呼び声にイグアナは反応します
イグアナは犬のように飼い主の呼び声に反応するようになります。これも幼体の頃から継続して行っている場合によく見られる反応です。
実際に飼い主によっていくのかは個体にもよって差がありますが、エサを持って呼ぶとイグアナは高確率で反応してくれます。飼い主としては嬉しい瞬間の一つですね。
庭に放し飼いしている場合は、結構なスピードで駆け寄ってくるので少しだけ気をつける必要がありますが、かなり可愛いですよ。イグアナを飼育する愛好家の方々は、これがたまらないということでハマってしまう方が多いようです。
意外な知能。イグアナはトイレをしつけることが出来ます
意外かもしれませんがイグアナは知能が高いので、トイレを躾けることが出来ます。イグアナ飼育の問題点として、成体に成長すると1メートルを越える大型サイズになる個体が多いため、基本的には部屋での放し飼いを行う方が多くなります。
その際に一番頭を悩ませるのがトイレです。これはイグアナに関わらず犬を室内で飼う場合にも同じことが言えると思います。
イグアナは個体差もありますが、トイレを覚えてくれる数少ない知能を持った爬虫類です。これもトイレを行い際に、同じ場所でひたすら繰り返し続けるという根気強さが必要になります。
この時にポイントは、イグアナにとって外敵がいなく捕食される心配がない場所、例えば密室であったり壁で覆われているような場所をトイレとすることを好みます。
オススメの方法は風呂場をトイレとしてしまうことと猫用トイレを利用することです。風呂場であれば個室であり、汚れても平気ですのでオススメです。また猫用トイレを利用する場合は、鹿沼土をトイレに敷いてあげると後々の掃除が楽になります。
また大型の容器などを利用する場合はペットシーツを2つ折りにして設置しておくと、イグアナの身体が汚れにくくなるのでオススメですよ。
知能が高く懐きやすいイグアナを飼育してみよう!
いかがだったでしょうか?イグアナが意外と知能が高い動物であり、飼い主にもなついてくれることをご理解いただけましたか?また室内飼いする場合にも、イグアナはトイレを覚えてくれるのでとっても楽に飼育可能ですよ。飼い主の呼び声に反応してくれるのも嬉しいポイントですね。
特に初心者の場合は比較的購入しやすく温和なグリーンイグアナがオススメですよ。草食性のため昆虫などの虫をエサとして扱わないのも人気の秘密です。
飼育する場合は飼い主に懐きやすくなる幼体の頃から飼育するのがオススメですよ。しばらくするとアナタがエサを持ってくるだけで反応してくれますのでイグアナはかなりオススメです。
今後イグアナを飼育してみたいとお考えの方は、是非今回お伝えしたことを参考にしてイグアナを選んでみるのも良いかもしれませんね。