イグアナの産卵に向けて!必要な事前準備と環境作りのコツをまとめてご紹介!

イグアナの産卵に向けて!必要な事前準備と環境作りのコツをまとめてご紹介!
   

雌のイグアナを飼育している方は、イグアナの産卵対応をしっかりとしていく必要があります。人間の出産と同様、イグアナの産卵にも多少のリスクが伴います。

初めてイグアナの産卵を経験する飼い主さんは不安でいっぱいではないでしょうか。

そこで、無事にイグアナに産卵をしてもらうために、産卵に必要な準備と環境作りのコツを詳しく解説していきたいと思います。

ぜひご参考にしていただき、イグアナの産卵を無事に乗り切ってくださいね。

   

1. イグアナの産卵の基礎知識

1. イグアナの産卵の基礎知識

イグアナはメスだけの単独飼育でも卵を作って産卵してしまいます。

産卵を避けるためには雄のイグアナを飼育する必要がありますが、生まれたばかりのイグアナはまだ性別がはっきりしておらず、見分けられないことも多々ありますよね。

そこで、メスのイグアナを飼育している方は、ここでご紹介する産卵前の特徴と、産卵に向けた準備を十分に確認してくださいね。

2. イグアナの産卵前の特徴

2. イグアナの産卵前の特徴

雌イグアナが産卵する時期はご存知でしょうか。最もペットとして有名なグリーンイグアナの産卵は春頃になります。

ただしイグアナの種類によっては産卵の時期が前後にずれることがありますので、ご自分の飼育しているイグアナがいつ頃産卵するのかはしっかりと確認しておきましょう。

またイグアナは産卵前にかなり特徴的な行動をとりますので、産卵を事前に予測することができます。そこでイグアナの産卵前の主な行動の特徴を確認していきましょう。

2-1. 地面を堀りはじめる

イグアナは産卵の二ヶ月くらい前から、しきりに地面を掘り始めることで有名です。イグアナは地面に穴を掘って、その中で産卵します。特に自然界に生息している野生のイグアナの場合は1m以上の穴を掘ることでも知られております。

イグアナの飼育ゲージに土が入っていなくても、地面を掘るような仕草を頻繁にしだすので、すぐに気づくかと思います。

このような仕草を取り始めたら、今年も産卵のシーズンが来たことを察知して、徐々に産卵に向けた準備をしていきましょう。

2-2. 拒食する

イグアナは産卵の一ヶ月くらい前から、基本的には拒食するようになります。種類によってはもう少し前の時期から拒食するイグアナもおります。

イグアナの拒食が始まると、日に日に体が痩せていくので心配される飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、これは正常の範囲内ですのでご安心してください。

この際にイグアナに無理に餌を食べさせる必要はありませんし、却ってストレスがかかってしまい逆効果になる可能性もありますので、気をつけてくださいね。

また拒食中のイグアナは食べ物は食べませんが、水分はしっかり取ります。そこで常に新鮮な水を用意してあげましょうね。

2-3. お腹が膨れてくる

イグアナの産卵がいよいよ近づいてきますと、下腹部が大きく膨らんできます。イグアナのお腹の中には卵が入っているので、お腹が膨らむのは当然ですね。

ただしイグアナは通常は地面に這って生活しておりますので、なかなかお腹の膨らみに気づくことができない方もいらっしゃるかと思います。

そこで産卵シーズンに入ったら定期的にイグアナのお腹の膨らみを確認していくと、産卵のタイミングも察しがつくようになりますよ。

   

3. イグアナの産卵に向けた準備

3. イグアナの産卵に向けた準備

イグアナが産卵シーズンに差し掛かったら、産卵する環境を整えてあげる必要があります。

イグアナは産卵できる環境がないと、産卵しない可能性もあります。しかし産卵に失敗すると、お腹の中には卵が残ってしまいまい、イグアナにとって大変まずい状況です。

雌イグアナが産卵の気配を見せて来たら、確実に卵を産むように段取りをしてあげましょう。

3-1. 産卵用の容器を準備

イグアナはいつも飼育しているゲージのままでは産卵してくれません。そこでイグアナの産卵用に専用の容器を準備してあげましょう。

産卵時のイグアナはこの容器に入って卵を産みます。容器は基本的には何でも良いですが、土に水分を含ませることを考慮すると、段ボールなどは控えた方がよいですよ。

また容器を選ぶときの注意点として、容器の大きさは飼育ゲージに入る大きさの範囲内で選んでくださいね。当然ですが、ゲージよりも大きい容器を用意してしまうと、ゲージに入りません。

ネットショッピングで猫用のトイレを容器代わりとして購入するときなどは、うっかりゲージよりも大きいサイズを購入してしまわないように気をつけてくださいね。

3-2. 容器に土を入れる

容器を準備したら、その中に土を入れます。土は基本的には爬虫類飼育用の床材パームを使用するとよいかと思います。

パームが乾燥しているとイグアナが土に産卵してくれない可能性もありますので、容器内のパームは常に湿っているように配慮しましょう。

また土の選び方の注意点としては、肥料用の土は避けた方が良いと言われております。イグアナが土を掘る過程で土を食べてしまうこともありますので、健康面を配慮してもパームを使用するようにしましょう。

パームの中でもおすすめの商品が「ポゴナクラブ パームマット 8リットル」です。原料は天然ヤシ100%ですので、万が一イグアナが食べてしまっても安心ですよ。

またこちらの商品は脱臭・吸臭力が大変高く、また保温性もあると言われておりますので安心して産卵用に使用することができます。まだ産卵用の土をご用意していない方はぜひご確認してくださいね。

3-3. 土の温度管理に注意

容器内に土を入れたら、土の温度をしっかりと管理しましょう。温度の目安としては30度弱から35度くらいの温度で安定させることが大切なポイントになります。

とはいえ土の温度管理は結構難しいですよね。そこでおすすめの商品がパネルヒーターです。

パネルヒーターを容器の下に敷いて置けば、しっかりと土の温度を一定にキープしてくれます。まだパネルヒータを持っていらっしゃらない方はぜひお早めにご用意してくださいね。

パネルヒーターの中でも特におすすめの商品が「ビバリア マルチパネルヒーター 16W」です。住宅用床暖房機器にも使用されている製造方法で作られた日本製商品になりますので、火災対策としても安心してご使用いただくことができます。

ネットでの口コミも大変良いおすすめの商品になりますので、ぜひ確認してみてくださいね。

3-4. 容器内を暗くする

イグアナは一般的に暗いところで産卵しまので、容器内を暗くしてあげる必要があります。そこでおすすめの方法が、容器の上から段ボールをかける方法です。

段ボールを上から被せておくと24時間暗い環境を用意できますし、また段ボールには保温効果もありますので、土の温度管理にも大変有効です。

また段ボールにイグアナの通り口を作る方法にもコツがあります。イグアナは卵が外敵から襲われにくいように、少しでも見つかりにくい所を選んで産卵します。そこで段ボールの通り口は、イグアナがギリギリ通れる位の大きさで切り抜くようにしましょう。

通り口が大きすぎると、イグアナが段ボールの中に入ってくれない可能性もありますので、ぜひ気をつけてくださいね。

イグアナの産卵を上手に対応しよう!

いかがでしたでしょうか。イグアナの産卵前の特徴と、産卵の準備はご確認いただけましたでしょうか。

産卵に失敗してしまうと生体の存続にも関わる大事件に発展してしまいます。しっかりと産卵環境を整えてあげて、イグアナの産卵を無事に成功させましょうね。

またどうしてもイグアナの産卵を止めさせたいという方は、動物病院に行って専用の処置を実施していただくと産卵しないように対策をとることができます。

もしイグアナの産卵に困っている飼い主さんがいらっしゃいましたら、一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。

   
 

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