皆さんは、自分の中に少なからず寄生虫がいるということはご存知でしょうか?気持ちの良い話ではありませんが、人間の身体の中には寄生虫が存在しており、人間と共存しています。バランスが取れていれば良いのですが、状況によっては病気の原因になったり、悪化した場合には摘出手術を行うなどの駆除が必要になってきますので怖いですよね。近年では、サバなどに寄生している「アニサキス」という寄生虫が問題視されています。この寄生虫は、食中毒の原因になり、強い痛みを引き起こし場合によっては呼吸困難を引き起こす存在ですので、注意が必要です。
そして、この寄生虫はワンちゃんたちの身体の中にも存在します。基本的にはあまり問題ないのですが、場合によってはワンちゃんの健康を大きく損なう原因になってしまいます。とても怖いですよね?
しかし、多くの方はこの寄生虫にはどのような種類がいるかや、予防方法か駆除の行い方などを知っている方は少ないのではないでしょうか?そこで今回は犬の寄生虫について、詳細な情報をまとめてお伝えしていきます。ぜひ、ワンちゃんの健康のためにも参考にしてくださいね。
そもそも寄生虫とは何か?
そもそも寄生虫とは何かとはご存知でしょうか?寄生虫とは、寄生生物の中でも動物に分類される虫たちの総称になります。具体的には動物の皮膚や体内の内臓に寄生して、その動物から栄養を摂取・吸収して生きていくのが生存方法です。
また寄生虫は大きく2種類に分けることが出来ます。一方は「外部寄生虫」、もう一方は「内部寄生虫」になります。外部寄生虫と呼ばれる種類は、宿主(犬)の皮膚周辺で寄生生活を行います。一方で内部寄生虫は、内臓などの体内で寄生生活を行っています。
ちなみに飼い犬に寄生虫が棲みついているかどうかは動物病院で検査を行う必要があります。基本的には検便で検査を行うようです。簡単に調べることが出来るようですので、気になる方は動物病院で検査してみるのをおすすめしますよ。
どのような寄生虫の種類がいるのか?
主に犬に寄生する寄生虫は4種類のタイプがいます。どのようなものがいるかは下記を参考にしてください。
- ノミ・ダニ
- ウマバエ
- フィラリア
- 回虫・条虫・鉤虫
ここでは寄生虫の代表例であるノミやダニについて、簡単にご紹介していきます。
ノミ・ダニは皮膚病の原因にも
ノミやダニは外部寄生虫の代表例です。ノミは犬の体表で生活を行い、犬の血を吸って栄養摂取を行います。また犬の体表で産卵しますので、放置するとどんどん増えていくので注意が必要です。
また注意いしなければいけないのが、人間にも寄生するということです。人間の場合にもかゆみが出るので注意がにも移ります。ノミが血を吸うと、痒みの症状が出てきます。ワンちゃんがよく体を掻いている場合はノミやダニの可能性がありますので気をつけてくださいね。
予防方法としては、とにかく掃除を行ってノミやダニを駆除することが必要です。また犬にすでに寄生しているノミやダニの駆除方法は病院に相談するのが一番です。駆除剤を処方してもらい自宅でケアをしてあげましょうね。
寄生虫が引き起こす犬の症状は何か?
寄生虫に感染した場合、多くの犬の体調が悪化します。具体的には、下記の症状が見受けられます。
- 食欲不振
- 発熱
- 貧血
- 下痢・血便
- 痒み
また寄生虫の影響でひどくなる場合には、他の病気も併発する恐れがりますので注意が必要です。寄生虫対策は早期発見と駆除を適切に行うことが一番です。また今回ご紹介していない寄生虫もおり、種類は膨大です。気になる方は定期的に動物病院で検査を行うのがおすすめですよ。
また基本的には寄生虫が人間に感染する可能性は低いですが、外部寄生虫の感染の可能性は0とは言い切れません。特にノミやダニには気をつけてくださいね。
寄生虫の予防・駆除を徹底して愛犬を守ろう!
いかがだったでしょうか?
今回は犬の寄生虫について、どのような種類がいるからどのような症状が発症するか、また予防・駆除方法についてまでお伝えしてきました。基本的には寄生虫はしっかりと注意すれば防ぐことが出来ますので、注意しましょうね。
また注意することとして、寄生虫は内部寄生虫の場合は犬の糞に紛れ込むのでそこから感染することもあることに気をつける必要があります。散歩の際に愛犬が糞をした場合には、ちゃんと持ち帰って家で処理しましょうね。他の飼い犬にも悪い影響がありますので、マナーとしてだけではなく、みんなが気持ちよく犬を飼えるようにしていきましょうね!