日々ワンちゃんと散歩に行くと色々な発見や出会いがありますよね。いつもの散歩道で普段は気づけなかったものに気づいたりすることもあります。そして他のワンちゃんともすれ違うこともあるかと思います。
そんな時に愛犬が行儀正しくしてくれれば良いのですが、中には吼えてしまうことも多々あります。相手側の飼い主さんに対しても気まずくなってしまいますよね。このような犬の無駄吠えは極力直していきたいですよね。
また無駄吠えするのはワンちゃんだけではなく、通りすがりの見知らぬ方だったり、道路を走っている車だったりと、飼い主さんとしては悩みの種ですよね。必死に止めようとしてもなかなかに吼えるのを止めてくれないので、困ってしまいますよね。
そこで今回は、犬の無駄吠えに悩んでいる飼い主さん向けに、愛犬が無駄吠えをしなくなるしつけ方をお伝えしていきたいと思います。誰にでも出来るおすすめのしつけ方法ですので、是非参考にしてみてくださいね。
まずは犬が無駄吠えをしてしまう原因を考えよう
ここでは愛犬のワンちゃんがなぜ無駄吠えをしてしまうのかについてお伝えしたいと尾も思います。念のために前提を先にお伝えしておくと、犬の無駄吠えとは「吼える必要がないタイミングで吼えてしまうこと」を指しています。もっと具体的に言えば、飼い主さんが吼えて欲しくない時に吼えてしまうような状況を指しています。
ちなみになのですが犬にとっては、吠えることは普通の行為であり、悪気があって吼えているわけではありません。しかし、犬の無駄吼えは周囲の迷惑になることもありますし、場合によっては相手に不快感を与えてしまいますので可能な限り抑制したいですよね
そのためにもまずは、なぜ犬が無駄吠えするのかの原因を理解する必要があります。主にワンちゃんが無駄吠えをしてしまう原因は以下のようなものがあります。
- 欲求不満や要求
- 孤独であることへの不安
- 恐怖を感じている
- 縄張り意識の主張
- 痛みを感じている
- 投薬の影響
- 認知症の影響
- 社会的促進によるもの(他の犬の吼え声に反応している)
このように飼い犬が無駄吠えすることには主にワンちゃん自身の問題と周囲の環境が原因になっているものの2つがあります。周囲の影響によるものは改善が難しいですが、ワンちゃん自身の問題であれば矯正可能です。
次にワンちゃんの無駄吠えを矯正するためのしつけのポイントをお伝えしていきます。
無駄吠えを矯正するために、犬のしつけの基本原則を学ぼう
犬のしつけにおいて前提となる考え方として、飼い主さんとして愛犬に行って欲しい行動をとった場合にはご褒美を、やって欲しくない行動を愛犬が行ってしまった場合にはおしおきや怒ってあげることがあります。専門的には前者を「強化」と呼び、後者を「弱化」と呼びますので覚えておくとよいですよ。
愛犬の無駄吠えを改善したい場合には、この強化と弱化の両方を使い分けるのが効果的です。しつけ直す際は強化、弱化の両方が効果的です。無駄吠えをした場合には弱化で愛犬と接し、無駄吠えを止めたら強化としておやつを与える、といったことを具体的には継続して行います。
地道で根気のいるしつけ方法になりますが、これが一番改善に効果がありますので諦めずに継続していきましょうね。
他には、ワンちゃんの気を散らすために、無駄吠えをしたら丸めた新聞紙やスリッパで床をたたき大きな音を出すなども効果があるようです。徐々にワンちゃんが自分が吼えると不快な音がするということに気づき吼えることを止めるようになってくれますよ。
犬の無駄吠えにショック療法はストレスがかかるのでおすすめ出来ません
ちなみに無駄吠えを力技で矯正する方法があります。ひとつはショックカラーを装着させることです。これはワンちゃんが吼えた瞬間に器具のセンサーが反応し、電流が流れる仕組みになっています。痛みを感じた犬は吼えるのをやめるので目に見えて効果が分かります。
また、声帯切除手術を行う方法も考えられます。これは手術でワンちゃんの生態に切れ目を入れることで声を出しにくくするという矯正のための手術を行います。
しかしながら、これらの方法は愛犬にとってかなりストレスがかかる方法ですので、おすすめ出来ません。またストレスによって別の問題が発生してしまうこともあります。そして何よりも愛するワンちゃんを自らの手で痛い思いをさせるということに躊躇してしますよね。
犬の無駄吠えは根気強くしつけを継続して改善しよう
いかがでしたでしょうか?
今回は犬の無駄吠えについて、原因や矯正方法についてお伝えしてきました。ワンちゃんの無駄吠えにお困りの方は、是非参考にしてワンちゃんが行儀良く出来るようにしてあげてくださいね。