人間で多いトラブルや病気に、耳にまつわるものが多いことは皆さんご存知のことでしょう。特に飼い主さんの中でも中耳炎などの病気に罹っている方は多いのではないでしょうか?耳にトラブルを抱えてしまうと常に違和感を感じることになり、集中できなかったり、時にはイライラしたりとストレスの原因になってしまうので注意が必要です。
そして飼い犬も耳トラブルに悩む可能性があることに注意しなければなりません。ワンちゃんも人間と同じように中耳炎や外耳炎にかかることもあるので気をつけたいところです。音への反応が鈍くなったり、耳が赤く腫れているときは耳トラブルを抱えていることがほとんどですよ。
あまりにも症状がひどい場合には動物病院に行くことをおすすめします。専門家に適切に治療してもらうことが完治を早めるポイントですよ。
そして犬の耳トラブルを防ぐ一番のポイントはこまめな耳掃除です。動物病院に連れて行くと、やってもらえることも多いのではないでしょうか?専門家にやってもらえると安心ですよね。しかし、耳掃除のためだけに毎回動物病院に連れて行くのもなかなか現実的ではないですよね。出来れば自宅で耳掃除やケアが出来れば飼い主さんとしても非常に楽になるのではないでしょうか?
そこで今回は自宅でも出来る耳掃除や愛犬のケアについて、まとめてご紹介していきます。是非、愛犬家の方々は参考にしてみてくださいね。
そもそも犬に耳掃除は必要なのか?
ここでは犬の耳掃除の必要についてお伝えしていきます。まず始めに結論からお伝えすると、犬の耳掃除は必要です。もし犬の耳掃除をやらなければ、耳の病気に罹ったり、最悪の場合は耳が聴こえなくなる可能性もありますので要注意です。また耳の病気は、症状によっては完治しにくい病気も多いようですので、そのような状況にならないためにもこまめに耳掃除をしてあげて予防を行っておくのがおすすめですよ。
ちなみに、犬の健康な耳の状態は、耳垢が溜まっておらず、イボが出来たり赤く腫れていない状態を指します。これは飼い主さんと基本的には同じですね。もし愛犬の耳が臭って悪臭がしたり、赤く腫れあがって炎症を起こしている場合は病気に罹っている可能性がとても高いので、動物病院に連れて行きましょう。
参考までに、以下に犬の耳の健康状態を判断するチェックポイントをまとめています。愛犬に当てはまる項目がないか、確認してみてくださいね。
- 耳垢が溜まっている
- 耳に黒ずみがある
- 耳あかが黒ずんでいる
- 耳の中にイボがある
- 耳が腫れている
- 耳の中に炎症やただれがある
- 耳の中から悪臭がする
- 耳の先が変色している
- 音に反応しない、または反応が遅くなった
耳掃除しなければどんな病気になる?
ここでは耳掃除を行わなかった場合に罹る可能性がある病気について、まとめてますので参考にしてみてください。中には大病もありますので十分な注意が必要ですよ。
- 外耳炎
- 中耳炎
- 内耳炎
- 耳血腫
- 扁平上皮ガン
犬の耳掃除を怠った場合には、場合によってはガンの原因になる可能性もあるので飼い主さんとしては心配ですよね。もし、愛犬がガンになったことを考えると不安ですよね。
しかし、安心してください。耳掃除は自宅でも行えるケアですよ。ここからは自宅で出来る耳掃除の方法をお伝えしていきます。
誰でも自宅で簡単に出来る犬の耳掃除方法とは?
まず気をつけるポイントと死して、犬の耳の中はデリケートですので丁寧に正しい方法でのケアが必須です。また頻度は2週間に1回程度が良いと言われています。ここからは個別にケア方法をお伝えしていきます。
耳の中に生えている余分な毛をカットする(毛を抜く)
耳の中に生えた毛は、細菌繁殖の原因になります。毛を抜く方法は、コットンや鉗子、イヤーローションを用意して処理していきます。もし指で抜ける場合は、指で毛を抜くことも可能です。毛を処理した後は、コットンにイヤーローションをつけて丁寧に軽く拭いてあげてください。
イヤークリーナーを使って耳掃除を行う
この場合にはコットンとイヤークリーナーを準備します。初めに愛犬の耳にイヤークリーナーを数滴落としてあげ、そこから犬の耳の付け根を持ってからマッサージする要領で液体を耳の中に浸透させていきます。
そこから数分動かないようしてから、犬の耳を振って上げます。通常の耳の汚れであれば、この方法できれいに汚れがとれるのでおすすめですよ。その後はコットンやガーゼで、耳の中をきれいに拭いてあげれば完了です。また耳をしっかり乾燥させてあげることも大事ですよ。
犬の耳掃除を優しく丁寧に行って、病気を予防しよう!
いかがだったでしょうか?
今回は犬の耳掃除について、必要性から実際のやり方をお伝えしてきました。
今回伝えした内容をしっかりと理解して、愛犬が耳の病気に罹らないようにしっかりと予防してあげましょうね!