冬の亀の飼育はどうする?カメの冬眠方法をパターン別で解説!

冬の亀の飼育はどうする?カメの冬眠方法をパターン別で解説!
   

日本では亀をペットと飼育して飼育されている方が多くいらっしゃいます。多くはミドリガメやクサガメなどの水棲のカメである場合がほとんどですが、中にはリクガメを飼育されている方もいらっしゃいます。屋内飼育ではなく、屋外飼育をされている方も増えてきているようです。

そしてどの亀愛好家にも共通するのが、カメを冬の期間どうやって飼育するかということです。冬眠させることもあれば、室内で保温しながら飼育するなど様々なパターンが存在します。

しかし初心者の方にとっては、冬眠を初めて経験する時は不安を感じるものです。冬眠中にかめが死んでしまうことは起こりえることですので不安を感じるのも当然です。

そこで今回は、そもそもかめの冬はどうするべきか、冬眠をさせるのか室内飼育に切り替えるべきなのかについてお伝えしていきます。

   

冬眠してもよい亀と室内飼育すべき場合の考え方

冬眠してもよい亀と室内飼育すべき場合の考え方

基本的に日本原産の亀やミドリガメは冬眠させても問題ありません。日本原産の亀はクサガメとイシガメがほとんどを占めますが、この種類に関しては水中での冬眠でも土の中の冬眠でも対応可能です。またミドリガメも海外原産ですが、日本の気候に耐えれる種類ですので問題ありません。

次に海外産のカメを日本で冬眠させてOKかという場合については、温帯地域が原産国の場合は冬眠可能ですが、熱帯地域原産のカメについては冬眠をさせずに室内飼育に切り替える必要があります。熱帯のカメには冬眠というものがそもそもありませんので注意してください。

逆に熱帯地域の亀たちは、種類によっては夏眠するものもいます。これは暑い夏場を乗り切るためのものですが、日本では行うことはありませんので気にしなくて大丈夫ですよ。

また、これは全てのカメに共通して言えることですが、体力が衰えていたり病気にかかっているカメは冬眠させないのがベターです。冬眠はかなり体力を使う行為のため、健康な亀でないと冬眠中に死んでしまう可能性があるので注意してくださいね!

水棲カメの場合の冬眠方法について

水棲カメの場合の冬眠方法について

ここではミドリガメ、クサガメ、イシガメを想定した冬眠方法についてお伝えしていきます。基本的に水棲亀を冬眠させる場合には2通りの方法があります。

  • 水の中で冬眠する場合
  • 土の中で冬眠する場合

ここからはそれぞれの場合の冬眠させる環境の作り方、飼育方法をお伝えしていきます。

冬眠前の亀には確実に絶食させる飼育方法を

これはどちらにも共通するのですが、秋ごろになるとカメは気温が下がりエサを食べなくなるので、少しずつ餌の量と与える頻度を減らしていきます。これを始めるのは10月頃くらいからがベストです。自然環境においては、水棲亀は11月~3月で冬眠しますのでこの時期に始めるのがオススメです。

そして冬眠前の2~3週間はエサを与えるのを止めて絶食させるのがポイントです。理由としては、全てのフンを出してもらうことで、冬眠中に内臓に未消化の餌やフンが腐敗してしまうことを避けるためです。

冬眠中にかめが死なないようにしっかりと絶食させてあげましょう。

水の中で亀を冬眠させる場合は、亀が凍らないようにするのがポイント

屋外で水槽飼育している場合はこの方法がオススメです。気温が下がってきたタイミングで、水槽に水を足していくことで安全に亀を冬眠させていきます。カメの動きが鈍くなってきたら、水深を通常よりも約30cm深くなるように水を追加していきます。これは水面が凍った場合に、中の亀まで凍らないようにするために必要です。

場合によってはアクを抜いた落ち葉やミズゴケなどを敷き詰めてあげるのも良いですね。
冬眠期間中は、水温が5度前後に保てる暗い場所で水槽を保管しておきます。水が蒸発によって減っている場合は、追加で水を足してあげればOKです。

冬眠中は、水温が0度以下になり水が凍らないように注意をしていましょうね!

土に中で亀を冬眠させるコツは深めに土をセットしてあげること

この場合は、まず冬眠用の水槽などの飼育ケースに、柔らかい土やミズゴケといった床材を約30cm程度敷き詰めてあげます。落ち葉などを土の上に敷いてもOKです。

その後、カメをそのケースに入れてあげて潜って冬眠するのを待っていれば基本的に自然と冬眠していきます。この場合も温度が5度以下に下回らないように注意しましょう。亀が動かないからといって無理やり埋めると窒息死するので絶対にやめてくださいね。

そこに大きめのダンボールをかぶせて暗い環境にしてあげればOKです。温度が下がるのが心配であれば断熱材などを水槽に巻いてあげると良いですよ。

その後は週に1回霧吹きをしてあげて、春に自分から出てくるのを待っていればOKですよ

   

リクガメも冬の飼育は冬眠させるべき?

リクガメも冬の飼育は冬眠させるべき?

基本的にはリクガメを冬眠させるのは上級者でも難しいのでオススメ出来ません。

チチュウカイリクガメであれば冬眠自体は可能ですが、リスクが大きいため室内で保温飼育するのがオススメですよ。

亀の冬眠方法をマスターして、自然に近い環境で飼育してあげよう!

いかがだったでしょうか?亀の冬眠方法は意外と慣れれば誰でも出来ますよ。

是非、亀を冬眠させて自然環境に近い状況で飼育してあげてくださいね!

   
 

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