飼い主さんの中には、ご自身が皮膚の悩みを抱えていらっしゃる方もいることでしょう。肌荒れを始めとして、アトピーやかゆみ、炎症まで様々な肌トラブルが存在します。皮膚病になってしまうとかゆみや痛みなどで物事に集中出来なくなったり、場合によっては入院する必要もあるみたいですので大変ですよね。
そしてワンちゃんも同じように皮膚病に悩まされることが多いようです。実際にある調査によると、動物病院へ来訪する病状として最も多いものが皮膚病であるようです。飼い主さんとしては、聞き逃せないですよね。
そして犬の皮膚病は複数種類存在しているようです。それぞれどのような症状が出るのか、また原因は何か、そして予防や治療方法も気になるところです。もし愛犬が皮膚病になったことを考えると、ちゃんと知っておきたいと思いますよね?
そこで今回は犬の皮膚病について、症状や原因、また予防方法や治療についてもまとめてご紹介していきます。是非、愛犬のためにもしっかりと学んできてくださいね!
犬の皮膚病ってどんなものなの?
ここでは犬の皮膚病について概要をお伝えしていきます。まず始めにお伝えしたいのが、冒頭でもお伝えしましたが、犬の皮膚病は動物病院に来院する理由として、最も挙げられる病気です。犬は皮膚がとてもデリケートであるために、皮膚に関するトラブルが多いようです。
犬にとって皮膚病は切っても切り離せないものであり、飼い主さんは気をつける必要があります。しかし、犬の皮膚病には様々な原因が存在します。そのため原因によって症状や予防方法、治療の流れが異なってくるのでそのことを認識しておく必要があります。
また犬の身体構造は、摂取した栄養の約30%を皮膚の身体活動に消費します。これは犬の中では最もエネルギー消費量が大きくなっています。そのため外的な要因だけでなく、栄養不足によっても皮膚病が引き起こされる原因になり得ます。他にもアレルギーやホルモンなどの原因が存在です。
また複数の皮膚病や病気の症状が似ていることがあり、素人では基本的には何の病気にかかっているか判断することはきわめて難しいです。そのため皮膚病を診断してもらう際には、症状の観察だけでなく、実際には複数の検査を行う必要があります。まずは動物病院で出来るだけ早く診察してもらうのが一番ですよ。
犬の皮膚病は原因によって複数種類存在する
ここでは犬の皮膚病にはどのような種類があるかお伝えしていきます。大きく分けると犬の皮膚病の要因は以下のようなものが存在します。
- 細菌・真菌による皮膚病
- 寄生虫による皮膚病
- アレルギー性皮膚疾患
- その他の皮膚トラブル
ちなみに皮膚病で一番多い原因が、「膿皮症」と呼ばれる細菌に由来する皮膚病です。この皮膚病の原因は、犬の皮膚に元々存在する細菌が、犬が体調不良などによって免疫力が低下した際に、皮膚上で異常繁殖すること引き起こされる病気です。症状は、強いかゆみを伴う赤い発疹が出来るようです。特に目や脇といった皮膚が薄く柔らかいデリケートな部分で発疹が出ることが多いですので、この特徴はしっかりと把握しておきましょう。基本的には予防方法としては、犬の健康管理が前提になりますので、しっかりとお世話してあげましょうね。
また皮膚病の原因として有名なのが寄生虫です、特にノミやダニは人間にも実害が出るので注意が必要ですよ。基本的には犬や生活環境を清潔に保っておくのが一番です。この点については、以下の記事で詳細までお伝えしていますので是非参考にしてみてくださいね、
→「犬の寄生虫にご注意を。種類や予防・駆除方法までご紹介!」
犬の皮膚病の予防・治療方法は?
犬の皮膚病の治療は基本的に動物病院で診察してもらい、処方を受けるのが一番です。素人目で判断して、逆効果の措置を行ってしまうこともありますので気をつけましょう。
また予防については、基本的に飼い犬の食事内容や食生活を見直すことが必要です。特に与えているペットフードが合わないこともあるので注意が必要です。安いペットフードは便利ですが、ものによっては犬にとって悪影響な成分も入っていることもあるようです。
そこで与える餌を手作りのエサにしてあげたり、カナガンに代表されるグレインフリーの高級ペットフードにしてあげることがおすすめですよ。グレインフリーのペットフードについては、以下の記事が詳しいので参考にしてみてくださいね。
→「必見!グレインフリーのドッグフードとは?おすすめ5種もご紹介!」
犬の皮膚病は普段の生活の見直しから
いかがだったでしょうか?
今回は犬の皮膚病について、原因や症状から治療や予防方法についてまでお伝えしてきました。愛犬に少しでも症状が出た場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょうね。
また犬の健康のためにも食事内容や与えるえさについては十分に気をつかってくださいね。日々の生活を見直すことが、犬の健康に一番効果的ですよ!