イモリは誰でも簡単に飼育できる生き物として有名です。その理由の一つとして、水槽の環境作りが簡単にできる点が挙げられます。
そこで、イモリを飼育するために必要な水槽の環境を見ていきたいと思います。ぜひイモリを飼育する時のご参考に活用してくださいね。
また、イモリの飼育方法に関しては『初心者必見!イモリの意外と簡単にできる正しい飼育方法をご紹介!』でご紹介しております。こちらも併せてご覧いただくとより効果的にイモリの飼育を確認できますよ。
1. イモリを飼育する水槽環境を作るために必要なセット
まずはイモリを飼育するために必要な飼育セットから確認していきましょう。
飼育セットといっても特別な装置が必要というわけではございませんので、安心してくださいね。
1-1. 水槽
イモリを飼育するために水槽は当然必要です。水槽の大きさは50センチメートルもあれば十分です。
イモリは両声類になりますので、水槽内の環境を整えるために水槽内に水を入れる必要があります。そこで水槽の高さはなるべく高い商品を選ばれると良いですよ。
またイモリは水槽から脱走してしまうケースがとても多いです。イモリの体は粘着成分の物質が付着しておりますので、断崖絶壁な水槽の側面をよじ登って脱走してしまいます。
そこで水槽の蓋は必ずしっかりと閉まる商品をご用意してくださいね。熱帯魚用の飼育水槽を流用してしまうと簡単に脱走してしまいますので、気をつけてくださいね。
1-2. 床材
イモリを飼育するためには、床材を用意しれた方が良いです。床材というのは水槽の底面に敷く砂利やソイルのことです。
床材は必ず用意する必要はありませんが、床材のある飼育環境を整えてあげた方がイモリのストレスも低減されますので、なるべくご用意するようにしましょう。
イモリの飼育におすすめな床材は、「GEX エキゾテラ テラリウムソイル」です。両生類にも安心してご使用いただけることはもちろん、大容量の4kgが入ってこのお値段で購入できますので、床材が汚れてきたら丸ごと交換する使い方もできておすすめですよ。
1-3. シェルター
シェルターとは隠れ場のことです。イモリを飼育する環境を整えるためにシェルターは必須のアイテムです。シェルターが無いとイモリがストレスを感じてしまい、寿命が短くなってしまうこともありますので、必ず用意しましょうね。
シェルターは隠れ家になるものであれば何でも構いません。流木や石などを使用してイモリが隠れることのできる環境を作ってあげましょう。
またイモリの飼育環境作りには陸場の設置が必要です。イモリは両生類ですので、陸地でも生活するためです。そこでシェルターを陸場と併用してご使用することをおすすめします。そのためにもシェルターはなるべく高さのあるアイテムを選ばれると良いですよ。
シェルターとしては「スドー ロックシェルター HG LH」がおすすめです。ご覧のように陸場の機能も兼ね揃えておりますので、ぜひご確認してくださいね。
2. イモリを飼育する水槽の環境作り
それではイモリを飼育する環境の作り方をご紹介していきます。
上で商品を揃えたら誰でも簡単に環境を整えることができますので、早速トライしてみてくださいね。
2-1. 水槽内に床材を敷く
床材を用意された方は、まずは水槽内に床材を敷いていきましょう。床材の深さは1センチメートルもあれば十分です。
床材が深すぎるとイモリに与える生餌が床材の中に潜ってしまう可能性もありますので、床材は深くする必要はありません。
また床材は必ず水を入れる前に敷くようにしましょう。水槽に水を入れてから床材を投入すると、水槽の水が濁ってしまって大変なことになりますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
2-2. シェルターの設置
水槽に床材を敷いたらシェルターを設置しましょう。
設置場所は水槽の真ん中でも端っこでもどこでも良いですので、お好きなところにイモリの隠れ家になりそうなモノをセッティングしましょうね。
2-3. 水槽に水を投入する
最後に水槽に水を入れていきましょう。この際に一気に水を入れると床材で水が濁ってしまいますので、少しづつ入れていきましょうね。
またこの時、シェルターが完全に水に埋まららないように気をつける必要があります。イモリの生活環境には陸場が必要ですので、シェルターの一部を陸場として使用できるように、水槽の水の高さを調整しましょう。
3. イモリの飼育に適した水槽内の環境維持
イモリの飼育を始めたら、水槽の環境をイモリに適した環境に維持していく必要があります。
とはいえ誰でも簡単にできるポイントですので安心してくださいね。
3-1. 水温管理
イモリの飼育でまず気を付ける必要があるのは水槽の水温管理です。イモリは高温環境が苦手な生き物ですので、水槽の水温が高温になることには注意が必要です。
とはいえ、イモリの飼育に適した水温は常温であれば問題ありません。
しかし夏場などは直射日光に当たる環境下に水槽をセットすると、水温が急激に上昇してしまいます。そこでイモリの水槽を置く場所は温度変化の少ない場所を選んであげましょう。
3-2. 水質管理
イモリの水槽の環境維持には水質の管理も重要です。しかし熱帯魚を飼育している時のようにろ材を使用する必要はありません。
イモリを飼育するためには、定期的に水槽の水を交換してあげれば十分です。目安としては1週間に1度のペースで水を入れ替えるようにしましょう。
初心者にも簡単なイモリの飼育の水槽環境作りに挑戦してみよう!
いかがでしたでしょうか。イモリの飼育に必要な道具と環境作りはご確認いただけましたでしょうか。上でご紹介した通り、イモリの飼育はとても簡単です。
またイモリは長生きすることでも有名ですので、長期間ペットとして飼育することができる点も人気なポイントです。ぜひイモリの飼育に挑戦されてみてはいかがでしょうか。
またイモリに必要な餌については『【目的別】イモリ飼育におすすめの餌の種類をまとめてご紹介!』でご紹介しておりますので、ぜひこちらをご確認くださいね。