ペットとして犬を飼い始めたはいいものの、なかなか言うことを聞いてくれない。なんてことを感じたことはありませんか?
特に甘噛みは、もともと子犬が歯の生え代わりの際の痒さを和らげるために行うしぐさですが、きちんとしつけをしないと成犬になっても噛み癖として残ってしまい、やめてほしいのにやめてくれない、なんとことになったりしますよね!このような悩みを抱えている飼い主さんは少なくはないと思います。
今回はそんな事態にならないように、犬の甘噛みなどをやめさせるためのしつけをいつから始めたら良いのかをお話していきます!特にこれから子犬を飼うという人には、ぜひ読んでほしいです!
犬の甘噛みのしつけはいつから始めればいいの?
では成犬になっても噛み癖として甘噛みを続けないとように、いつからしつけをはじめればいいでしょうか?もちろんしつけは早ければ早い方がいいと言われています。
早いほど覚えも早いですし、なによりも甘噛みが噛み癖になる前に甘噛みがよくないことを伝えられるため、非常に効率できですね。
とはいえこの甘噛みをやめさせるためのしつけですが、進め方には注意が必要です。まずそれをお伝えします。
子犬のしつけは早ければ早い方がいい?!
先ほど、成犬になって噛み癖が残らないように早めにしつけをした方がいいとお伝えしていますが、間違った意味が伝わらないように補足します。それは子犬の成長に合わせてしつけの内容を変更していく必要があるという点です。
これはつまり、ペットショップで生まれたての子犬をつれて帰ってきて、すぐに甘噛みをしないようなしつけをすることは良くないという意味です。しつけにも順序があります。では具体的になにを言っているのかをお話していきます。
子犬の甘噛みをしつける前に。
子犬の甘噛みのしつけを開始する前に、まずは子犬との信頼関係を築く必要があります。ペットショップからつれて帰った子犬にとっては、急に周囲の環境が変化したため、この変化によって大きなストレスを感じていることが多いです。
基本的に、我々人間も含め、動物にとってストレスは身体に悪影響を及ぼします。体調不良を引き起こしたりするのはもちろん、病気になる原因となることもあります。
成犬のようにある程度身体がしっかりしている愛犬であればまだ多少のストレスにも耐えられますが、子犬にとっては非常に大きな影響を与えます。ただでさえ環境の変化によってストレスを受けているのに、加えてしつけというストレスをうけることは避けるべきです。
そのため飼育したての子犬には極力ストレスを与えないように、しつけも最低限にしていきたいですね。
では子犬の甘噛みをしつけるのはいつから?
では、ストレスを与えないように子犬に甘噛みが成犬になって噛み癖にならないようにしつけるのはいつからが良いのでしょうか?これは子犬の社会期のお話を先にする必要があります。
子犬の社会期とは、一般的には生後4ヶ月前後といわれていて、この時期が子犬にとって重要な時期になります。この社会期には、いままでのペットショップという環境では無く、人間社会の中に生きる犬、つまり人間社会の刺激に慣れていく段階です。
この時期には、とにかく子犬に慣れてもらう必要があるため、しつけや訓練などの子犬になにかを強要することは避けた方がいいと言われています。どちらかというと、しつけではなく、楽しいことを教えていくフェーズであると言えると思います。
ですので子犬の甘噛みのしつけは、この社会期が終わった後から徐々にしていくことが望ましいのではないでしょうか?これはもちろん子犬の種類や個体による性格の差や、成長速度の差も影響してくるため、一概にはいえませんが。
子犬の甘噛みをしつける方法は?
社会期も過ぎ、実際に子犬の甘噛みをしつける際にはどのようにしていくのがいいのでしょうか?主な方法について解説していきます。
成犬になっても甘噛みが噛み癖として残っている原因としては、甘噛みが遊びの延長と考えていることがいえます。これは子犬の頃に飼い主に甘噛みをしているとかまってもらえた、であったり甘えさせてくれるということを愛犬が感じてた経験が起因しています。
これらが原因の場合は、甘噛みされても飼い主は無視をしたり、時には叱ったりする必要があります。これにより、愛犬に甘噛みをしてもかまってくれないということを学ばせることができ、結果的に甘噛みをしつけることができます。
適切な時期に子犬の甘噛みのしつけをしよう!
いかがでしたでしょうか?子犬にとって甘噛みは歯の生えかわりの痒さを和らげるものですが、同時に愛情表現でもあります。
ですが、ここでしっかりとしつけをしないと成犬になっても噛み癖として残ってしまいます。飼い主としてしっかりと愛犬をしつけてあげてくださいね!