愛犬があくびをした時などに魚のような臭い匂いがした経験はありませんか。どんなに可愛い愛犬でも魚臭い口臭を漂う愛犬には興醒めしてしまいますよね。
魚の餌を与えていなくても、魚臭い口臭を発生してしまうものです。
そこで犬の口臭が魚臭くなってしまう原因と、その対策方法をまとめてご紹介していきたいと思います。犬の魚臭い口臭に悩んでいる飼い主さんは必見です!
また犬の口臭がドブ臭いと感じている飼い主さんがいましたら、『犬の口臭がドブ臭い!その原因と対策方法をまとめてご紹介!』も併せてご確認してくださいね。
1. 犬の口臭が魚臭い最大の原因は歯周病
犬の口臭が魚臭くなってしまったら、その原因は歯周病である可能性が最も高いです。
歯周病は現代人にも馴染み深い病気ですが、愛犬のわんちゃんにも容赦無く歯周病は襲ってきます。
そこでまずは歯周病と口臭の関係性から確認していきましょう。
1-1. 歯周病と口臭の関係性
歯周病の原因はドッグフードなどの餌の食べ残しが歯に堆積していくことが発端です。
食べ残しの餌が口内に残ると、餌を食べる細菌が犬の口の中で大量発生してしまいます。それは食後数時間で歯垢となります。
歯垢とは歯の表面に付着しているネバネバした物質のことです。歯垢1gに1000億個以上の細菌がいると言われており、当然口臭の原因になります。
また口内で大量発生した細菌は歯肉を炎症させてしまいます。これを歯肉炎と呼びます。歯肉炎を放置するとやがて膿が発生してしまいます。この膿は魚臭い口臭の原因にもなります。
また膿は放置しておくとどんどん拡大していきますので、当然愛犬の魚臭い口臭は日に日に強くなってしまいます。
1-2. 歯周病対策
愛犬の口内を歯周病から守り、魚臭い口臭にならないように対策を取るためには、日頃から愛犬にしっかりと歯磨きをさせることが一番です。
ペットショップや量販店へ行けば、犬専用の歯ブラシや歯磨き粉もたくさん販売されております。歯磨きは魚臭い口臭予防と同時に歯周病予防にも繋がりますので、ぜひ愛犬のためにしっかりと実施してくださいね。
また愛犬の中には歯磨きが大っ嫌いなわんちゃんもいるかと思います。このような犬向けに、ガムタイプの歯磨きやおもちゃを利用した歯磨きをする方法もございます。
犬の歯磨きの方法や種類に関しては『犬の口臭対策には歯磨きがおすすめ!その方法と人気商品をまとめて紹介!』で詳しくご紹介しておりますので、是非こちらをご確認してくださいね。
1-3. 歯周病が進んでしまったら
魚臭い口臭がひどい犬の中には、すでに歯周病が進んでしまっている愛犬もいるかと思います。
歯周病は歯の病気と軽視されがちですが、放置しておくと犬の歯が抜け落ちてしまったり、また最悪のケースでは歯周病の菌が脳へ回ってしまって犬が死んでしまう危険性すらあります。
残念なことに歯周病が進行してしまうと、飼い主さんの歯磨きだけでは直すことができません。そこでこのような場合はペット専門の病院を受診されることをおすすめします。
歯周病の治療方法は進行状況によって異なりますが、愛犬にとってベストな方法でしっかりと治療してくれるはずですよ。
2. 寝起きの犬の口臭が魚臭い
飼い主さんの中には、寝起きの愛犬の口臭が魚臭いと感じている方もいらっしゃるかと思います。
寝起きというのは犬だけでなく、人間も口臭が気になる時間帯です。その原因としては、睡眠中は口内に唾液が不足してしまい、細菌が増殖しやすくなってしまうためと言われております。
人間なら寝起きの歯磨きは必須ですが、流石に朝から愛犬の歯磨きをするのは大変ですよね。
そこで寝起きの愛犬の口臭が魚臭い場合の対策方法としては、愛犬に水を飲ませる方法をおすすめします。水を飲ませることで乾燥した口内環境が改善され、魚臭い匂いも緩和されていきますよ。
3. ドッグフードが原因で口臭が魚臭い
犬のドッグフードが原因で、口臭が魚臭くなってしまうケースもあります。ドッグフードといっても、魚のドッグフードではありません。
多くの飼い主さんが日常的に愛犬に与えているドライフードが口臭の原因になる可能性があります。
乾燥タイプのドライフードは長時間空気に触れるとして酸化して行きます。酸化が進んだドライフードを犬が食べてしまうと、口臭が魚臭い原因になると言われております。
そこで愛犬の餌置き場には大量に餌を置かず、食べきれそうな量の餌を都度補給していくことが大事な口臭予防になりますので、是非ご参考にしてくださいね。
また愛犬に1度に与える餌の量が心配な方は、『犬に与える餌の量と回数の目安って?犬の食事について徹底解説!』でご確認してくださいね。
犬が餌を食べ残してしまうという飼い主さんは、『犬が餌を残す理由は何?食べない時はどう対応すればいい?』も併せてご確認くださいね。
4. 口臭が魚臭いのは内臓器官の病気の可能性もある
犬の口臭が魚臭い場合は内臓器官の劣化、または病気の可能性もありえます。
上でご紹介した原因に心当たりがないのに愛犬の口臭が気になるという方は、一度動物病院で診察を受けられてみてはいかがでしょうか。
4-1. 腸内環境の悪化
犬の腸内にも人間と同じように、善玉菌と悪玉菌が存在します。悪玉菌が増えすぎてしまうと腸内環境が悪化し、魚臭い口臭の原因になってしまうケースもあります。
このような場合、口臭と同時に犬の排泄物の形状や色が変化するケースが多いですので、そのあたりの状況も見据えながら腸内環境のご判断をいただくと良いかと思います。
また犬の腸内環境を整えるためには、愛犬に専用のサプリメントを飲ませる方法もあります。腸内環境を整えるサプリメントとしては「DHCのペット用健康食品犬用」がおすすめです。
3つの善玉菌と善玉菌の活性を高める成分が配合されており、愛犬の腸内環境の改善を促進するおすすめ商品ですので、是非ご確認してくださいね。
4-2. 腎機能の低下
内臓器官が原因で口臭が魚臭くなる場合、もしかしたら腎機能の低下が原因かもしれません。
腎臓は不純物を綺麗にする役割の器官になりますが、その腎臓が弱ることで口臭が魚臭くなることがあります。
これは特にご老体の愛犬に多い特徴ということができます。
腎機能が低下している犬は食欲不振も同時に見受けられることが多いですので、心当たりのある飼い主さんは一度動物病院を受診されてみてはいかがでしょうか。
まずは犬の口臭が魚臭い原因を確認しよう!
いかがでしたでしょうか。犬の口臭が魚臭い原因はご確認いただけましたでしょうか。
犬の口臭の最大の原因は歯周病と言われております。そのためにもしっかりと愛犬の歯磨きをして、愛犬を歯周病から守ってあげましょう。
それ以外にも上でご紹介した通り、口臭が魚臭くなる原因は多々あります。飼育している愛犬がどのパターンに該当しているかを見極めて対策することで、魚臭い匂いの原因を断ち切りましょう!
また犬のあくびが気になり出したら歯周病のサインかもしれませんよ。『【要注意!】最近犬のあくびが多いかもと思ったら。それはSOSのサインかも!?』で詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらもご確認してくださいね。