猫をペットとして飼育していると気になるのがおしっこの臭いですよね。そもそも猫のおしっこが臭い原因はご存知でしょうか。
そこで猫のおしっこが臭い原因と、おしっこの臭い対策をご紹介していきたいと思います。
また急に猫のおしっこが臭くなってしまったら危険な病気のサインかもしれません。後半では推定される病気も併せてご紹介しておりますので、愛猫の健康のためにもぜひご確認してくださいね。
また猫のトイレがおしっこ臭くて悩んでいる飼い主さんもいらっしゃるかと思います。トイレの消臭対策は『猫のトイレが臭い!効果抜群のおすすめな消臭対策を徹底解説!』で詳しくまとめて解説しておりますので、是非こちらでご確認してくださいね。
1. 猫のおしっこが臭い原因
まずはそもそも猫のおしっこが臭い原因から見ていきましょう。
猫はもともとも乾燥した地域に生息していた生き物です。そのためおしっことして体外へ排出する水分は最小限にとどめ、体内に少しでも多くの水分を温存します。
その結果、水分の少ない凝縮されたおしっことなり、独特な臭いのあるおしっこになります。
また臭いの原因はタンパク質にもあります。キャットフードには多くのタンパク質が含まれていることをご存知でしょうか。このタンパク質が多ければ多いほど、おしっこの臭いも強烈になってしまいます。
野生の猫にとってタンパク質を多く取っていることは健全の証です。そのためタンパク質を取った分だけおしっこの臭いを強くすることで、メス猫に自分は健全であることをアピールしていると言われております。
2. 猫のおしっこの臭いを緩和させる対策方法
それでは猫のおしっこの臭いを緩和させる方法をご紹介していきましょう。
すぐにできる対策もありますので、ぜひご参考にしてくださいね。
2-1. キャットフードを変えてみる
猫のおしっこの臭いはキャットフードによって大きく異なることがあります。
先ほどもご紹介した通り、一般的にキャットフードにタンパク質が多く含まれていると、それだけおしっこの臭いも強くなってしまいます。
もしどうしても猫のおしっこの臭いが気になるようでしたら、なるべくタンパク質の少ないキャットフードを試してみる方法もおすすめな対策ですよ。
2-2. 去勢する
オス猫はおしっこの匂いでマーキンングしたり、メス猫にアピールしていましたね。そのためオス猫の場合は、去勢することでおしっこの臭いが緩和されると言われております。
去勢はスプレー対策としてもおすすめな方法になりますので、去勢を検討している飼い主さんは、なるべく早めに動物病院の先生へ相談してみましょう。
またスプレー対策は『家の中が猫臭い!その原因とすぐにできる消臭対策を徹底解説!』で取り上げておりますので、ぜひこちらもご参考にしてくださいね。
3. 猫が家具や布団におしっこをしてしまったら
猫はトイレを覚えたら基本的にはトイレでおしっこをしてくれますが、何かの拍子に家具や布団におしっこをされてしまうこともあります。その時は真っ先に消臭をする必要がありますよね。
こんな時にすぐにできるおすすめな消臭方法は、家具や布団に熱湯をかけることです。熱湯には猫のおしっこの臭いの原因を分解する効果を期待できます。
熱湯をかけて拭き取る動作を何回か繰り返すと、おしっこの臭いを十分に消臭することができますので、ぜひお試しくださいね。
また猫がお布団へ糞をしてしまったら大変です。こんな時の消臭対策は『猫の糞の臭いを消すにはどうしたらいいの?消臭効果の高いおすすめ商品を大公開!』でご確認してくださいね。
4. 急に猫のおしっこが臭くなったら病気かも
猫のおしっこはもともと臭いのが当たり前ですが、急に匂いが強烈になったり、またいつもと違う匂いになってしまった時は病気の可能性があります。
そこで、猫のおしっこの匂いでわかる病気の正体を確認していきましょう。
4-1. 膀胱炎
猫にも膀胱炎になる可能性があります。猫の尿道から細菌が入ってしまうと膀胱が炎症を起こしてしまい、膀胱炎になってしまいます。
膀胱炎は猫に多い病気と言われております。膀胱炎になった猫は、おしっこの臭いの他に頻尿や食欲不振を伴いますので、このような症状が同時に見られる時は注意しましょう。
4-2. 結石
猫のおしっこの匂いが急に変わったら結成が原因かもしれません。結石は膀胱の中に石が溜まってしまう病気として人間にもお馴染みですよね。
これは特にオス猫に多い病気になります。結石が大きい場合は手術して取り出す必要もありますので、侮れない病気ですよ。
頻尿や血尿を伴うことが多いですので、こんな時は注意しましょう。
4-3. 腎臓病
おしっこの臭いの原因は、腎炎や腎不全などの腎臓病かもしれません。腎臓が悪くなってしまうと体内の有害物質を分解できなくなってしまいますので、当然おしっこも臭くなってしまいます。
特に腎不全は生命に関わる病気です。腎不全は嘔吐や下痢を伴いますので、このような時は早めに動物病院で診察を受けましょう。
4-4. その他の病気
その他の病気としては、前立腺異常があります。これはオス猫に見られる病気で、発熱や嘔吐を伴います。
またメス猫の場合は子宮系の病気である可能性も挙げられます。
猫のおしっこの臭いを上手に対策していこう!
いかがでしたでしょうか。猫のおしっこにはもともと臭いがありますので、完全に臭いを消すことはできません。
上手に臭いと向き合い対策していくことで、快適なペットライフを送っていきましょう。
ただし突然猫のおしっこの匂いがいつもと違う異臭を漂っていたら病気の可能性もあります。他にも異変の症状が見受けられる場合は、早めに専門病院を受診してみましょう!
また猫のおしっこの臭い対策を怠ってしまうと、猫臭い人と思われてしまう可能性もあります。そうなる前に『猫臭い人と思われる前に!今すぐできる匂いの対策方法をまとめてご紹介!』もぜひご確認してくださいね。