皆さんは文鳥をご存知でしょうか?実は日本では鳥をペットとして飼育している方が多く人気が高いのはカナリアやインコですが、鳴き声がうるさかったり割と高価な値段がします。
そこで比較的飼育もしやすく値段も手ごろな文鳥が初心者向けのペットとして人気があるようです。
また文鳥が人気なのにはもう一つ理由があります。それは親鳥の代わりに飼い主さんが雛の頃から飼育することで人間であっても飼い主さんを親鳥だと認識してくれて信頼関係が築けることにあります。上手に育てることが出来れば「手のり文鳥」として手なづけることも出来ますよ。これは魅力的ですよね。
しかし、文鳥を雛から育てる方法が分からなかったり、難しいのではないかと考えている方が多いようです。確かに人間も子育てはとても大変ですから、文鳥もヒナから飼育するのは難しいと感じるのは当然でしょう。ですが、実は文鳥の雛の飼い方はコツを掴めばそこまで難しいことはなく、初心者でも「手のり文鳥」の育て方を実践することは充分に可能ですよ。
そこで今回は文鳥の雛の飼い方から、おすすめの手のり文鳥の育て方、また文鳥を飼育する上で必要なものや注意が必要なことまでまとめてご紹介していきます。是非、文鳥を飼ってみたいなという方や購入したけど育て方に不安がある方は参考にしてみてくださいね。
文鳥の雛はどう選ぶ?ここで失敗すると飼育難易度が上がるので注意を!
まずは文鳥の飼い方や「手のり文鳥」の育て方を考える前に、そもそも飼育のし易い雛を見分ける方法や注意したほうが良い症状についてお伝えしていきます。
基本的にペットショップに販売されている文鳥のヒナは生後2~4週間程度です。雛は生後2週間くらいは目が見えない状態が続くので、出来るだけ生後間もない雛を選ぶのが「手のり文鳥」の育て方としては正解です。しかし、生後4週間くらいの雛の方が飼い方としては非常に楽になります。
ちなみに見分け方は生後2週間くらいの文鳥の雛は少し体毛が生え始めて、少しだけ目を開いてるような状態です。この頃から餌付け自体は可能になります。生後3週間ほどになると目がしっかりと開いて、体全体を羽毛が覆うようになっています。生後4週間にもなると鳥らしい羽毛が綺麗に開いた状態になり歩き回り始めます。早い個体ですとこの頃から飛び始めますので注意が必要ですよ。
また基本的には自分が好みだと感じたヒナを選ぶのがおすすめです。しかし、そのうに餌が入っておらず膨れていない雛や足が変形している個体は病気の可能性が高いので選ばないように注意しましょう。
文鳥の雛を飼育するのに必要なものは何?エサは何を与えるの?
ここでは文鳥の雛を飼育するのに最低限必要なものをご紹介していきます。基本的には文鳥の雛を飼育するには以下のものが必要です。
- フゴ(ティッシュペーパーの空箱でも代用可能)
- アワ玉(ヒナ用配合エサ)
- 給餌器
実は温度管理さえしっかり出来れば文鳥の雛を育てるのに必要なものはほとんどありません。フゴというのは雛を育てる専用の藁製のかごのことを指しますが、実はティッシュペーパーの空箱などでも代用は可能です。容器に数センチほど新聞紙やティッシュを敷き詰めてあげて、エサを与える時以外は暗所で温度を26度~30度くらいを保ってあげればOKです。
エサは基本的にアワ玉を給餌器を使って1日5回ほど与えればOKです。飼い主さんとして注意したいポイントは3~4時間に1回はエサを与える必要があるということです。文鳥の雛を育てる上では飼い主さんは時間を確保する必要があるのでここだけは守りましょうね。
「手のり文鳥」の育て方のコツは?
生後2週間~3週間くらいの間は給餌を終わったらすぐに容器に戻してあげて、羽をバタバタさせるようになったら明るい場所で10分程度手に乗せて遊んであげるようにしましょうね。生後4週間以降は日中はカゴで明るい所での生活に慣れさせるようにしてあげましょう。毎日適度にコミュニケーションをとることが「手のり文鳥」を育てる第一歩ですよ。
しばらく経って来ると給餌を受け付けずに、自分でエサを食べるようになってきます。こうなると雛から若鳥になる成長期に入りますので、すくすく育っていってくれますよ。
まずは雛の飼い方のコツを掴む。その上で「手のり文鳥」の育て方も知っておく!
いかがだったでしょうか?
今回は文鳥の雛の飼い方や、「手のり文鳥」の育て方をお伝えしてきました。また雛を選ぶ際のポイントや飼育に必要なものをしっかりと把握しておくことが重要ですよ。
憧れの手のり文鳥を育てるためにも、飼い主さんはしっかりと親鳥の代わりをしてあげることが必要ですよ。文鳥は人間にも慣れやすいので、きっと愛着が湧いてきますよ。文鳥は7~8年が平均寿命と言われていますので、しっかりと最後まで面倒を見てあげてくださいね。