皆さんは文鳥という小鳥をご存知でしょうか?日本では小鳥が昔からペットとしてよく飼育されていますが、インコやカナリアと並んで老若男女に人気があるペットなんですよ。人間にも懐きやすく、雛の頃から飼育すれば飼い主さんを親鳥と認識してくれて「手のり文鳥」として育ってくれることからも愛好家が多くなっています。
そして飼育するにあたっても室内の狭いスペースでも飼育可能であり、散歩なども必要ないことから都心の一人暮らしの方向けのペットとしてもおすすめです。初心者でも飼育がそこまで難しくはありませんし、飼育にかかる費用も安いことから始めるハードルが低いともろもポイントです。
この文鳥を飼育するのであれば、是非ヒナの時期から飼育をスタートするのがおすすめです。雛の時期から飼育を始めることで「手のり文鳥」に育てることが出来ますので、文鳥飼育の醍醐味を味わえますよ。
ただ、文鳥を雛の時期から育てるということを難しく感じてしまう方は多いのではないでしょうか?たしかにどのようなペットも赤ちゃんの時期の飼育は難しいと一般的には言われていますので、そう感じるのも当然ですよね。
しかし、文鳥の雛の時期からの飼育はコツをしっかりと把握しておけば、初心者の方でも十分に飼育することが出来ますよ。今回は、文鳥を雛の時期から育てる際のコツやポイントをお伝えしていきます。ぜひ文鳥を飼育してみたいと考えている方は参考にしてみてくださいね。
文鳥の雛の飼育を始める際のポイントはヒナの入荷時期を把握するところから
文鳥を雛から飼育する場合は、ほとんどのケースにおいてペットショップで雛を購入することから始まると思います。多くの場合、ペットショップで販売されている文鳥の雛は生後2~4週間の時期の個体になります。もし「手のり文鳥」として飼育を楽しみたいのであれば、生まれてから日が浅い雛を購入することをおすすめします。選び方については以下の記事を参考にしてみてくださいね。
→「文鳥の雛の飼い方はどうする?手のり文鳥の育て方のコツをご紹介!」
ちなみに文鳥の雛を購入するのであれば春もしくは秋の時期がおすすめです。自然界においても文鳥の産卵時期は春と秋、特に春先に集中していますので3~5月にペットショップで雛を購入するようにしましょう。秋であれば10月~11月がよいでしょう。
ちなみに夏の文鳥の雛は体が弱い個体の割合が多くなりますので、目利きが出来ない初心者の方は手を出さないことがおすすめです。また冬に雛を育てようとすると温度管理に苦労しますので、飼育に慣れてきたタイミングで挑戦する方が良いですよ。
文鳥の雛の飼育のポイントは温度と湿度管理にある
文鳥の雛の飼育で最も重要になることが温度管理です。文鳥の雛を飼育する際には生後1ヶ月くらいまでは30度以上の高温で飼育しなければ上手く育ってくれないので細かく温度管理を行いましょう。生後1ヶ月を超えてくると全身に羽毛が生え揃ってきますので、そのタイミングからは28度くらいで飼育しても問題ありません。
文鳥の雛は自然界においては、巣の中で雛同士で密着して過ごしているので、外気にひれる環境でも高い温度を保てているようです。上級者になれば雛の多頭飼育を行っても問題ありませんが、初心者は基本的に単独飼育を行うほうがよいです。また文鳥は平均寿命が7~8年ですので、本当にその期間飼育が出来るかも不安が大きいかと思います。そのため温度管理だけはしっかり守りましょうね。
ちなみに文鳥が成長しても基本的には25度以上の環境で飼育する必要があります。そちらの情報については以下の情報を参考にしてみてくださいね。
→「文鳥の飼い方は温度管理が重要!保温飼育の必要性をお伝えします!」
文鳥の雛の時期に気をつけたいその他のポイント
温度管理以外のポイントとしては、文鳥が雛の時期には可能な限り飼い主さんは飼育に時間をかけることが重要です。文鳥の雛への挿し餌は1日5回~8回は行うことになります。餌を与える時間が空いてしまうと餓死してしまう可能性もあるので、可能な限り付っきりでお世話してあげるのが理想です。
また雛の時期に飼い主さんが積極的にコミュニケーションをとることで、飼い主さんのことを親鳥だと認識してくれるようになります。この時期にどれだけ飼い主さんに文鳥が懐いてくれるかが決まりますので、この時期のコミュニケーションはしっかりと時間を使いましょうね。
文鳥の雛の時期から飼育する時のポイントは大きく2つ
いかがでしたでしょうか。
今回は文鳥を雛の時期から育てる場合のポイントやコツをお伝えしてきました。まずは春もしくは秋に文鳥の雛を購入し、温度管理をしっかり守り、コミュニケーションに多く時間を使うことが出来れば、文鳥の雛をうまく育てることが出来ますよ。
是非、文鳥の雛を飼育される場合には、今回お伝えしたポイントをしっかりと守ってお世話をしてあげてくださいね。コツを守れば、きっと文鳥もすくすくと育ってくれますよ