皆さんは今、イモリがペットとして密かに人気が出ていることをご存知でしょうか?特に日本原産であるアカハライモリは最もポピュラーな種類であり、飼育がとても簡単であることから人気を博しているようです。
そこで今回はそんな人気のイモリの飼育方法についてお伝えしていきます。是非、今回お伝えすることを参考にしてみてくださいね!
そもそもイモリとはどのような動物か?
ここではまずイモリはどのような生き物であるかお伝えしていきたいと思います。イモリははまず生物学でいうところの両生類に分類される変温動物です。よくにはヤモリは爬虫類に分類されますので、混合しないようにしてくださいね。
そして実はとても寿命が長い動物であり、なんと個体によっては30年以上も寿命があるそうです。平均寿命も25年前後とかなり長生きなペットですよ。そのためずっと飼育出来るペットとして人気が高くなってきているようです。
イモリの飼育方法について
ここからはイモリの飼育方法についてお伝えしていきます。イモリはペットの中でもかなり飼育が簡単な部類に入りますので安心してくださいね。
ここでお伝えしたことを把握できれば、問題なく飼育していくことが可能ですよ。
イモリの飼育に必要なものは水槽。最悪これがあれば飼育は可能です
基本的にイモリの飼育に必要なのは水槽などの飼育ケースです。イモリは脱走することが上手な生き物なのでフタを用意することが必要ですが、基本的には飼育ケースに水を入れてあげれば飼育が可能です。
ただしイモリにとって快適な環境を用意してあげるためには、下記の2つを準備してあげるのが良いですよ。
- 底砂
- 陸地
イモリの生態環境に近づけてあげるために、水槽の底に1センチほど底砂を敷いてあげるとイモリが喜びますよ。またイモリの飼育する場合の水槽は陸地よりも水辺を多く必要ですが、陸地も必要です。レンガや大きめの岩でも大丈夫ですし、市販のカメ用の浮遊型の陸地でも問題なく飼育出来ます。
イモリの飼育環境を作る上で陸地は必須ですので、ちゃんと用意してあげましょうね!
イモリのエサは何がオススメか?また、どのくらいの頻度で餌やりを行うべきか?
イモリはかなり食欲旺盛な動物です。自分の口に入りそうなものであれば、エサでないものまで食べてしまうので注意が必要ですが、基本的に拒食を起こしにくいのであまり心配をせずに飼育出来るのも一つの特徴ですよ。
下記に主なエサをまとめましたので参考にしてください。
- イモリ用のエサ
- カメ用のエサ
- メダカやイトミミズなどの生餌
基本的にはイモリ用の人工飼料を与えていればイモリは問題なく飼育することが可能です。またカメを飼われている方はそちらの餌も代用として使えるのでオススメですよ。
もしイモリが食欲がなさそうな場合は、メダカやイトミミズなどの生餌を与えると喜んで食いついてくれるのでお勧めですよ。
イモリの飼育で重要となる水替えの方法について
イモリは多くを水の中で過ごしますので水質や水温を適切に保ってあげる必要があります。水温は20度前後を保ってあげて、カルキ抜きした水を2週間に1度の頻度で変えてあげることが必要です。また場合によってはろ過装置を導入してしまうのも一つの手ですよ。
また水温が10度以下になるとイモリは冬眠の準備を始めます。通年飼育をしようとした場合は、水槽内の水温を少なくとも15度以上に保っておく必要がありますので注意してくださいね。
イモリを飼育する上で気をつけるポイント
実はアカハライモリは微量の毒を持っています。アカハライモリは毒を持ちます。テトロドトキシンと言われるフグと同じ毒です。しかし、基本的には自然界での捕食により蓄積されていくため飼育環境では、その毒性は低くなる傾向が強いです。
残念なことにテトロドトキシンへの対処法は現在見つかっていないため、アカハライモリに触れた後は基本的に手を洗うことをオススメします。
イモリの飼育方法を正しく知って、ペットとして飼ってみませんか?
いかがだったでしょうか?今回はイモリの生態から飼育方法、そして気をつけるべきポイントまでお伝えしてきましたがご理解いただけましたか?
イモリはかなり長い寿命の生き物ですので、長い間ペットとして付き合うことが出来る動物ですよ。また飼育環境下にある場合は大丈夫ですが、自然環境下にいる個体は毒性がありますので気をつけてくださいね。
ちなみにイモリは安い個体で200円から購入が出来るようです。もし今後低コストで室内飼育だけれども、長い間飼育出来るペットが欲しいという方にはうってつけですので、是非検討してみてはいかがでしょうか?
ずっと見ていても飽きにくく可愛らしい一面も持っていますので、きっと長い間あなたを癒してくれますよ!