これから梅雨の時期を迎えますが、この時期になるとよくカエルの声が聞こえるようになってきますよね。日本全国で共通して6月くらいからカエルは多く出現し始め鳴き声を聞くようになりますよね。
そんなカエルですが、実は意外とペットとして飼育している方が多いようです。カエルの代表格であるアマガエルをはじめとして、トノサマガエルやヒキガエルやウシガエルなど様々な種類がおり、特に野生でアマガエルを捕まえて飼育している方は一定数いらっしゃいます。
また、おたまじゃくしから飼育している方も増えているようです。
そして飼育の際に気になるのが、餌やりですよね。特にカエルが実際に何を餌にしているのか理解出来ていない方は多いと思います。
そこで今回はカエルの餌やりについて、タイミングごとにどのような餌を与えるべきかについて記載していきます。
カエルの一生とそれぞれのタイミングの餌をまとめて紹介
カエルの一生は基本的に、「おたまじゃくし」の時期と「成体としてのカエル」の時期の2つのパターンに分かれます。そして、それぞれの時期で食べるものが異なってきます。おたまじゃくしの頃は基本的に雑食であり、成体になると肉食になるカエルがほとんどです。
ここからはそれぞれの時期における餌やりと与えるべき餌について紹介していきます。
おたまじゃくしに与えるべき餌は植物性で口にしやすいもの
おたまじゃくしは基本的に雑食ではありますが、どちらかというと植物性のエサを好む傾向にあります。下記に代表的な餌をまとめたので参考にしてみてください。
- 水草
- 市販の金魚用のエサ
- パンくず
- 米粒
- 茹でたほうれんそう
- ミジンコ
基本的におたまじゃくしは植物性のエサを好みますので、水草がオススメです。また手軽なのはパンくずや米粒ですが、与える量を間違えると水質の悪化に繋がり、水槽やケースから悪臭がしたりしますので気をつけてください。ミジンコも自然界では食べているのおすすめですよ。
しかし、一番手軽でかつ水質も綺麗に保ちやすいのが、金魚のえさです。人工飼料のため栄養価が高く、水質も汚れにくいように作られているので安心です。
もしおたまじゃくしの餌に迷ったら、金魚や熱帯魚用の人工飼料を餌として与えていれば間違いないですよ。そのままだと大きい場合もあるので、すこし潰してから与えてあげると食いつきが良くなりますので試してみてください。
成体のカエルの餌は基本的に生きている虫?
おたまじゃくしから成体のカエルになると、これまでの植物性のエサは全く食べなくなり、代わりにハエやコオロギといった生きている虫を餌として食べるようになっていきます。ち
なみにですが、おたまじゃくしから成体になったばかりのカエルは、身体の中身のなどが成熟しきっていないためエサを与えても基本的に何も食べようとはしません。これは一般的な反応ですので心配しなくても大丈夫です。
成体になったカエルは下記のような餌を好んで食べます。
- ハエ
- コオロギ
- アブラムシ
- 芋虫
基本的に食べやすい大きさの幼体サイズでかつそこまで硬くない虫を好んで食べるようです。また動いているものに興味を示しやすいので、コオロギなどは食いつきが良いみたいですよ。
また、カメ用の人工飼料も栄養としてはカエルに適しているようです。一番調達がしやすいのでオススメですが、かなり食いつきが悪くなります。置いているだけだとまず食べてくれませんので、ピンセットなどで摘んで顔の前でブラブラしていると食いついてくれるみたいですので、是非試してください。
またゴキブリを食べるという説もありますが、小さいものであれば食します。しかし、大きくなった虫に対してはカエルは餌ではなく天敵だと感じるようで、ストレスが溜まってしまいます。
エサとして与える虫については、基本的にはカエルより小さいサイズでアクションが大きいものが良いみたいです。
カエルの餌やりは時期によって与える餌が変化することを意識しよう
いかがだったでしょうか?おたまじゃくしやカエルがそれぞれの時期に何を餌として好んで食べてくれるのかをご理解いただけましたでしょうか?おたまじゃくしの頃は植物性の餌を、成体のカエルになった際には小さめサイズの虫を与えるのが理想ですよ。
特に成体になった場合のエサ用の虫の確保に戸惑う方が多いと思います。簡易なケースや水槽などで、エサ用のコオロギなどが繁殖させることが出来ますが、すこし抵抗は持ってしまいますよね。そのような場合は、カメ用の人工飼料で代用してあげれば問題なく飼育出来ますよ。
是非このことを意識して、自分で与えられる餌を見つけて飼育してあげてくださいね。カエルは一生を通じて食欲が旺盛な生き物ですので、餌を与えないとなつかずに餓死してしまいますので注意してくださいね。