犬が餌を隠すのはなぜ?その意外な理由と対策方法をご紹介!

犬が餌を隠すのはなぜ?その意外な理由と対策方法をご紹介!
   

家の掃除をしていたらソファの下からペットである愛犬に与えた餌が出てきた…、そんな経験をしたことのある飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。これは犬が餌を隠しているのが原因です。

それではなぜ、犬は餌を隠すのでしょう。飼い主のしつけが十分にできていないことが原因なのでしょうか。今回はそんな犬が餌を隠す理由と、飼い主さんが取るべき行動についてご紹介していきます。この記事を読めば、愛犬の餌を隠す行動の原因をより理解できるようになりますよ!

   

犬が餌を隠す行動は、野生の本能が関係している!?

犬が餌を隠す行動は、野生の本能が関係している!?

愛犬が与えたドッグフードを隠しているのを発見したら、飼い主として愛犬へのしつけに不十分な点があるのかな…と不安な気持ちを抱く飼い主さんもいるかもしれません。でも安心してください。犬が餌を隠すのは飼い主さんによるしつけが原因ではなく、犬本来の動物としての本能、その習性が原因なのです。

野生の犬は、一度に食べきれないだけのご飯を取れることが多々あります。そんな時、他の犬に自分が取ったご飯を取られないように地面に穴を掘ってご飯を隠していたのです。つまり犬には、もともと他者に自分のご飯を取られないようにとご飯を隠す習性があるのです。

犬が餌以外のものを隠す理由って?

犬が餌以外のものを隠す理由って?

犬がエサを隠すのは、その習性が原因であることは分かりました。しかしながら、中には飼い主さんが与えたドッグフード以外のおもちゃや飼い主のスリッパを隠す犬もいます。こういったえさ以外のものを犬が隠す場合、その理由は何でしょうか。

愛犬がおもちゃを隠している場合、これはおもちゃを大切な宝物のように思って誰かに取られないようにするために隠しているからだといわれています。

また、愛犬が飼い主さんの香りがついている飼い主のスリッパ等を隠す場合、これは犬がもっと飼い主さんから構ってもらいたいというアピールの一種であるともいわれています。

ですので、飼い主さんのものを愛犬が隠していたら、普段の愛犬とのコミュニケーションを見直し、もっと飼い主さんからの愛情表現をして愛犬を安心させてあげましょうね。

   

餌を隠す犬の行動。飼い主さんはどう対応したらいいの?

それでは、犬が餌として与えたドッグフードを隠す行動が続く場合、飼い主さんはペットである犬にどのようにして接していけばよいのでしょうか。

ご説明した通り、ごはんを隠す行動は犬の習性が原因です。決して犬が違反行為のような行動をとっているわけではありません。よって、飼い主さんがきつく叱ることは避けましょう。きつく叱ってしまうと、犬は飼い主さんが犬自身のごはんを取る相手だと勘違いし、それまで以上にえさを隠すようになる場合もあります。

まずは、犬に与えているドッグフードの量を見直しましょう。ペットとして飼育されている犬が餌を隠すのは、そもそも飼い主さんが与えたドッグフードを食べきれずに残っている場合がほとんどです。ドッグフードを残しているのを見つけたら、愛犬がどこかに隠す前にさっさと片付けることも大切です。

愛犬が穴を掘るような行動をとっている。その理由は?

愛犬が穴を掘るような行動をとっている。その理由は?

野生の犬がご飯を隠す際、多くは地面に穴を掘り、その穴の中に餌を隠していました。この犬の行動特性から、あなたも時に愛犬がまるで穴を掘るような行動を部屋の中でとっている様子を見受けることがあるかもしれません。また、野生の犬は巣穴を掘ってその中で寝ていたことから、寝る前に穴を掘るような行動をとる場合もあります。

この穴を掘るような行動も犬の習性からの行動で、決してやめさせる必要はありません。犬のストレス解消につながっている場合もあります。よって、飼い主さんが無理に叱ってやめさせようとするのは避けましょう。

床を傷つけられたくない場合は、あらかじめ絨毯の上に毛布を重ねるなどして犬が穴掘りの動作をできる場所をつくってあげるのもよいかもしれませんね。

犬の習性を理解し、愛犬の行動を飼い主さんが理解してあげましょう!

犬が餌を隠すのはその習性からの行動であること、また、愛犬がエサを隠した際の飼い主さんの対応方法を今回お話してきました。いかがでしたでしょうか。このエサを隠す行動特性は子犬か成犬、はたまた老犬かといった犬の年齢は関係ありません。また、トイプードルでも柴犬でも同じです。基本的に犬種も関係ありません。

もちろん、突然ドッグフードを隠すようになったら飼い主さんは不安に思うかもしれませんが、犬の習性であることをまずは理解してあげましょう。そして、きつく叱るのではなく、まずは飼い主さんにできる工夫を施すようにしましょう。

犬とのコミュニケーションは、散歩やおもちゃで一緒に遊んでいる時だけしかできないものではありません。ご飯の時だって、いくらでもコミュニケーションをとることができます。犬の習性を理解し、今日からご飯の時間を通じて今まで以上に愛犬とのコミュニケーションを充実させていきましょう!

   
 

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