夏といえば夏祭り、そして夏祭りといえば金魚すくいですよね。そのまま水槽に入れて金魚を飼育する方も多いと思います。しかし、夏休みに実家に帰省したり旅行する予定が入っていると金魚の餌やりをどうしようと悩む方も多いのではないでしょうか?
「旅行に行く前にはたくさんエサをあげておいたほうがいいのかな?」
「何日くらいエサを与えなくても平気なのかな?」
「帰ってきたら病気で死んでいたらどうしよう・・・」
今回はそのような不安を解消するべく、金魚に餌をあげない期間が長く続く場合の対処方法をお伝えしていきます。
金魚は最長で半年餌をあげない状態が続いても生き延びます!
実は金魚という生き物はとてもエコな魚です。飼育状況にもよりますが、半年エサを与えなくても生きているということはザラにあります。1ヶ月くらいではエサ不足が原因で死んでしまうということはあまりありませんので安心してください。
どうしても不安だという方には長期外出時用のエサ(長時間かけて溶けていくような人工飼料)も販売されていますので、そちらを利用すれば餓死することはありませんよ。
また幼魚の場合は、体力が弱くエサ不足に弱いため、その場合は長期外出時用の人工飼料を利用するのがオススメでですよ。
外出時の餌としておすすめな商品が、「ホリデー 10tab 留守番フード」です。こちらの餌は7日間に渡ってゆっくりと溶けて大切な金魚に餌を与えてくれますので、安心して長期外出をすることができますよ。金魚を飼育しているならお一つは持っていたいですね。
金魚に餌をあげないことに不安を感じるなら水草を植えよう
また金魚は水草もえさとして食べることが確認されています。そのためもし長期外出するい場合でも水槽の中に水草があれば問題ありません。また水草は適切な水温と水質に加えて、ひかりを照射してあげれば常に成長しながら金魚の餌となり続けてくれます。
そのため金魚を飼育する際には、水槽に数本は水草を入れておくのがおすすめですよ。水草には複数の種類があります。もし近くに池があって採取可能な場合はいいのですが、ない場合にはペットショップでどの種類がおすすめかを確認した上で購入してくださいね。
金魚の水槽内の水草を選ぶ際は『熱帯魚の水槽内での水草の選び方と注意点!レイアウトを上手に見せるコツとは?』も大変参考になるかと思いますので、ぜひご参考にしてくださいね。
長期で外出する場合に気をつけるのは餌ではなく水温と水質
むしろ長期間金魚のお世話が出来ないときに気をつけるのはエサではなく、水温や水質です。金魚は自分で体温や体調管理をすることが出来ず、基本的に生きていく環境、つまり水槽内の水によって全てが決まってしまいます。
特に重要になってくるのが、水温と水質です。水温は金魚のエネルギー消費量といった代謝に影響を与えます。たとえば水温は20度より上か下かで大きく変わります。
水温が高い場合は金魚は活動的になり多くの餌が必要になります。逆に水温が低い場合は、餌をあまり食べなくなり活動量も減るので、あまり餌を与えなくても大丈夫になりますよ。
理想はヒーターを入れて温度管理をすることが理想です。難しい場合はこまめに水温をチェックしてあげることと、夏場は絶対に直射日光が当たる場所に水槽を置かないようにしましょう!
金魚用のヒーターとしておすすめな商品が「テトラ 18℃ 金魚用省エネヒーター」です。こちらは安全性が保証された統一基準適合ヒーターになりますので、外出時も安心してご使用いただけますよ。購入者からの評判も高い人気商品になりますので、金魚のためにもご用意されてはいかがでしょうか。
水質を綺麗に保つための方法とは?
基本的にろ過装置を設置するのがおすすめです。ろ過装置はフィルターによる物理的なろ過に加えて、バクテリアによる生物ろ過も行われるので見た目としても中身としても水質が綺麗に保つことが出来るようになるので是非設置をしてあげてください。
もし金魚鉢で飼育を行っていたり、ろ過装置が設置出来ないような場合は水替えが重要になってきます。この場合大切なのは汲み置きの水(カルキ抜きした水でも可)を利用することと一度に大きく水の入れ替えを行わずに少しずつ水を入れ替えていくことが重要になります。
これは理由として、水を一気に入れ替えてしまうと金魚に相当のストレスがかかり病気になったり寿命がかなり短くなってしまいうからです。そのため水替えはこまめに少しずつやることが必要ですよ。
金魚の水槽内の水を交換するときはぜひ『【水換えは毎日行うべき?】熱帯魚飼育における水槽の水質管理方法まとめ!』もご参考にしてくださいね。
金魚鉢で飼育するのは危険?酸欠になる可能性があります。
また水温と水質に加えて、水の中の酸素量がかなり重要になってきます。金魚鉢で飼育していると、たまに金魚が水面で口をパクパクさせていることがありますが、これは水中の酸素が少ないため、空気中の酸素を取り込もうとしているためです。
そのため金魚を飼育する場合にはエアーといわれる器具を利用して水中に酸素量を増やすことが必要です。またろ過装置によっては、水が落ちてくる際に水中に空気が入り酸素濃度を一定に保つことが出来るので利用してみてはいかがでしょうか。
金魚への酸素供給としておすすめな商品は「コトブキ工芸 Ei ブクブク」です。こちらのセット商品は試供品でカルキ抜きまで含まれて大変リーズナブルな商品になりますので、ぜひ詳細を確認してみてくださいね。
金魚の死因として、酸素不足はかなり多い内容になります。ご注意ください。
金魚に餌をあげないことよりも、水温や水質に注意しよう!
いかがだったでしょうか?本日お伝えしたかったこととしては、旅行などで長い間家を留守にしてしまう場合は、餌をあげない時間が出来てしまうことを心配するのではなく、水温や水質、そして酸素不足を心配するべきであるということはお分かりいただけましたでしょうか?
金魚はえさがなくてもいきなり死んだりはしませんが、水槽内の水の環境が変わってしまうと一気に影響を受けますので、飼育する際には十分に注意してくださいね。逆に言えば、ここさえ守れば金魚は元気に育ってくれますよ!