熱帯魚の飼育を始めようとしているアクアリウム初心者の方で、熱帯魚の水槽内に水草もセットしようと考えている方も多いかと思います。
熱帯魚屋さんで見る水槽には、水草が上手にレイアウトされており、いつも関心させれれてしまいますよね。
そこで、熱帯魚の水槽内に水草を入れる効果や、上手な水草のレイアウト方法をご紹介していきたいと思います。また、水草を枯らしてしまわないための注意点も併せてご紹介していきます。
熱帯魚の水槽に水草を入れようと検討しているアクアリウム初心者の方はぜひご参考にしてくださいね。
1. 熱帯魚の水槽に水草を入れるメリット
まずは熱帯魚の水槽に水草を入れるメリットを見ていきましょう。
もちろん水草を入れることにはたくさんのメリットがあります。それぞれご説明していきますので、順番にご確認してくださいね。
1-1. 水槽内の二酸化炭素を吸収し、酸素を排出
水草は植物ですから、熱帯魚が排出した水槽内の二酸化炭素を吸収し、酸素を排出する働きがあります。
これは中学校の理科の授業で習った内容ですよね。試験管の中に水草を入れて、石灰水の色の変化を確認する実験をやりましよね。
1-2. 水槽内の水質を改善
水草は、水質の改善効果もあります。熱帯魚の餌の食べ残しなどが水槽内に残ってしまうことってよくありますよね。この食べ残しの餌の養分が水槽内に残ってしまうと、アオコなどが発生してしまう可能性があります。
水草にはこの余剰養分も吸収してくれる効果があります。ですので水草には水質を改善する効果もあるのですよ。
熱帯魚の餌やりの回数は大丈夫でしょうか。ご心配の方は『熱帯魚のエサの量と回数はどれくらいがいい?おすすめの餌やりの方法はコレ!』でご説明しておりますので、こちらも併せてご確認してくださいね。
1-3. 熱帯魚の隠れ家を提供
水草には熱帯魚にとってのメリットもあります。水草のレイアウトにもよりますが、水槽は熱帯魚の隠れ家となります。
特に小さな熱帯魚にとっては身を守るための隠れ家がないとストレスを感じてしまう可能性がありますので、水草を入れてあげた方がいいかもしれませんね。
2. 水槽内に水草を入れるデメリット
水槽内に水草を入れるメリットは大きいですが、残念ながらデメリットも存在します。
水草を入れてから後悔してしまわないように、事前にしっかりと確認しましょう。
2-1. 水草のトリミングが必要
水草は植物ですから、当然成長して背丈が大きくなります。そこで通常ではトリミングといって、水草がある程度成長した段階で背丈をカットしてあげる必要があります。
その頻度は水草ごとに様々ですが、水草のトリミングを怠ってしまうと、水槽内がジャングルのようになってしまう場合もあります。
水草のトリミングが必要であることは事前に確認しておきましょうね。
2-2. 水草が枯れてしまうと水質が悪化する
水草には熱帯魚の水草内の水質を改善する効果があると先ほどご紹介しましたが、水草が枯れてしまっては話は別です。
水草が枯れてしまうと、当然水槽内で水草が腐ってしまいますよね。すると熱帯魚の水槽内の水質が悪くなってしまいます。
アクアリウム経験者ならご存知の通り、水槽内の水質が一度不安定になってしまうと、もとの状態に戻すのに時間がかかってしまうものです。
水草を枯らさないためのコツは後半でご紹介しておりますので、ぜひそちらも併せてご確認してくださいね。
3. 水槽内の水草のレイアウトをよく見せるコツ
次に水槽内の水草のレイアウトをよく見せるコツを確認していきましょう。
熱帯魚屋さんの水槽のイメージをもとに水草を購入した場合でも、熱帯魚屋さんの状況を綺麗に再現できない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひここでご紹介するポイントをご確認して、水槽内の水草レイアウトに活用してくださいね。
3-1. 水草の背丈を工夫
水槽内の水草の見栄えをよくするためには、まずは水槽の背丈を調整する必要があります。
一般的には、水槽の前面よりは背丈の低い水草をレイアウトし、背丈の高い水草は後面にセットされるとよいかと思います。
背丈の低い水草は前景草、背丈の大きい水草は後景草、その中間背丈(トリミング耐性に強い水草の場合が多い)は中景草と呼ばれておりますので、ぜひ水草選びのご参考にしてください。
3-2. 水草の色合いを工夫
熱帯魚の水槽内の水草を綺麗に見せるためには、水草の色合いを工夫することも必要です。
水草の色はもちろん緑色が一般的になりますが、水草の種類によっては黄色系の水草や赤色系の水草も存在します。華やかな色合いの水草はそれだけ水槽内の雰囲気を明るく演出してくれますので、ぜひ上手に活用していきましょうね。
4. 水草を枯れせないためのポイント
せっかく熱帯魚の水草を買ったのに、水草が枯れてしまっては悲しいですよね。そこで水草が枯れてしまう原因を見ていきましょう。水草が枯れてしまう原因は、熱帯魚を飼育している水槽内の水の水質や水温が、水草の飼育に適していない場合が多いです。
もともと別の地域に生息していた熱帯魚と水草を同一の水槽内で飼育すれば、どちらかに悪影響が出てしまうことも不思議ではございません。通常は熱帯魚に水質や水温を合わせますので、水草はその分枯れやすくなってしましますね。
そこで水草選びで大事なポイントは、熱帯魚の飼育に適した水質・水温と、生息条件が類似している水草を選ぶことです。これを意識するだけでもかなり水草が枯れにくくなりますよ。
詳しくわからない方は、熱帯魚屋さんの店員さんなどに確認して見ましょう。
熱帯魚の水槽内の水草を上手に活用しよう!
いかがでしたでしょうか。熱帯魚の水槽内の水草を上手に使用すると、熱帯魚にメリットがあるだけでなく、見た目のレイアウトも綺麗に見せることができます。
レイアウトを重視した水草を選ぶ際は、ぜひ上でご紹介した方法をご参考にしてくださいね。また併せて、熱帯魚と水草の水質の組み合わせにも気をつけてください。
熱帯魚の水草を上手に選んで、アクアリウムを楽しみましょう。