金魚にあげる餌の1回あたりの量と1日あたりの頻度どれくらいがいいの?

金魚にあげる餌の1回あたりの量と1日あたりの頻度どれくらいがいいの?
   

金魚を飼育しているご家庭は多いのではないでしょうか?日本では昔から金魚が観賞魚として飼育されることが一般的に行われており、現代でも金魚を飼育されている方は多いです。

ちなみに金魚には品評会があることをご存知でしょうか?品評会に出すような金魚は健康に綺麗に育てるために餌の与え方にはとても気を使うみたいです。また一般の家庭で金魚を飼育する場合においても、可能な限り健康にかつ綺麗に育てたいですよね?その場合のポイントはエサの与え方にあります。

そこで今回は金魚を飼育する場合に、どのくらいの量の餌をどのくらいの頻度で与えるべきかについてお伝えしていきます。

   

金魚には”胃袋”がないという事実

金魚には”胃袋”がないという事実

まず最初にお伝えしたいのは、金魚には”胃袋”が存在しないということです。金魚の構造として、口の先にはすぐ腸が存在しており、喉の辺りにある骨を利用してエサを砕き、そのまま腸に送り込んで栄養を吸収するという仕組みになっています。

そのため金魚の糞は栄養が吸収されただけの状態なので、金魚の身体に付着しやすいものになっています。

そして、金魚は胃袋がないために基本的には満腹になることはなく、また食い溜めも出来ないため四六時中エサを求め続け、食べ続けるのです。金魚はえさをずっと食べ続けることが出来ますので、与えれば与えただけ食べてしまう生き物だということをまずは認識していただきたいです。

ちなみに他の熱帯魚や日本で人気の高いウーパールーパーなどは、ちゃんと胃袋を持っていますので、他の種類のペットを飼育する場合には混同しないように気をつけてくださいね!

1回のエサやりで与える量は金魚が数分で食べきれる分だけを!

1回のエサやりで与える量は金魚が数分で食べきれる分だけを!

ここでは1回の餌やりでどのくらいのエサを与えれば良いかについてお伝えしていきます。

基本的には1回のえさの量は数分間で金魚が食べきれる量を与えるというのがキモになってきます。

金魚のえさは多くの方が金魚専用の人工飼料を与えていると思います。粒状になっているものが多いですが、このえさは金魚が食べやすいように水に溶けるように製造されています。そのため数分経ってしまうと溶けてしまい、残骸が底に溜まってしまいます。

この時に水温が高いとすぐに水質が悪化し、金魚たちが病気になりやすくなったり、水槽から異臭が漂う原因となってしまいます。

金魚にエサを与える際には、1回の量は気持ち抑えめで与えましょうね。

   

1日1回のえさがあれば金魚は生きていける!

先に金魚は胃袋がないため食い溜めが出来ないとお伝えしましたが、生きていくためのエネルギー量自体がそこまで多くないため、1日1回程度のエサやりで充分に足りますので安心してください。

もし1日エサを与え忘れたからといって、翌日にエサを多めに与えても食べ切らない上に水質悪化の原因になりますので、神経質にならずにいつも通りの量を与えましょう。

また水槽の中に水草を植えている場合は、金魚のえさにもありますので数日の間えさを与えなくても問題なく過ごせます。もし水草をセットしていない場合は、この機会に水草を入れてもいいかもしれませんね。

もし金魚を大きくしたい場合には1回あたりの量を減らして、回数を増やす

もし金魚を大きくしたい場合には1回あたりの量を減らして、回数を増やす

金魚を大きく育てたいという場合には、1回あたりのえさの量を少し減らして1日2~3回のえさやりをするのがオススメです。これを継続すると金魚はすぐに大きくなってくれますよ。

”金魚の王様”と呼ばれるらんちゅうなどは特に大きく綺麗に育てたいという方は多いと思いますので、エサやりを適切に行っていきましょうね。

ちなみに多くてもエサやりは1日に5回が上限だと金魚愛好家の中では言われているようですので、参考にしてください。

エサを増やす場合の注意点

金魚を大きく育てるためにエサを多く与える場合に気をつけなければいけないのが、エサを多く与えるとその分だけ糞尿が増えて水質悪化が起こりやすいということです。

エサを多めに与える場合には、常に水質を綺麗に保つことを意識してあげましょうね。放置してしまうとすぐにトラブルの元になってしまいますよ。下手をすると金魚が死んでしまうこともあります。

ろ過装置がある環境かどうかで変わってきますが、数日に1回は水替えを一度に全部ではなく半分くらいの量を変えることが望ましいです。水を全て替えてしまうと金魚たちにストレスがかかってしまいますので、頻度を増やしして少しずつ水を替えていくことが必要ですよ。

適切な餌の量と頻度を把握して、金魚を健康に育てよう!

いかがだったでしょうか?金魚を飼育する場合には、えさやりが重要であり量や頻度を適切に設定してあげることが重要だということをご理解いただけましたか?

初心者の方にとっては、最初は金魚にとって適切なえさの量や頻度を把握しにくいと思いますが、徐々に慣れてきますので安心してくださいね。きっと金魚たちも健康かつ発色の良い綺麗で美しい状態に成長してくれますよ!

   
 

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