熱帯魚の水槽に白色や緑色の濁りが!その原因とおすすめの対処方法!

熱帯魚の水槽に白色や緑色の濁りが!その原因とおすすめの対処方法!
   

熱帯魚専門店に行くといつも水槽内の水が透き通っていてすごく綺麗ですよね。

ところが、いざ熱帯魚の飼育を初めて見ると、水槽内の水が白濁してしまったり緑色に濁り出したりと、なかなか熱帯魚屋さんの水槽のようにピカピカの水槽にすることができないアクアリウム初心者の方も多いのではないでしょうか。

そこでそんなアクアリウム初心者にも分かりやすいように、大切な熱帯魚の水槽内の水の濁りの原因と、水槽が濁ってしまった場合のおすすめの対処方法をご紹介していきたいと思います。

   

1. 熱帯魚の水槽の白い濁りの原因と対処方法

1. 熱帯魚の水槽の白い濁りの原因と対処方法

熱帯魚の水槽の中の水が白濁に濁ってしまう濁りの原因は、飼育している熱帯魚が発っしているアンモニアが原因で雑菌などが増えてしまうことがあげられます。

しかし通常であれば水槽内に熱帯魚と一緒に生息しているバクテリアがアンモニアをきれいに分解してくれ、水槽内の水が白くに濁ってしまうことはありません。

つまり水槽内の白濁の濁り対策としては、このアンモニアを分解してくれるバクテリアをいかにうまく活用できるかにかかっているのです。

そこで水槽内のバクテリアの異常により水槽が白く濁りやすいケースと、その時のおすすめの対処方法をご紹介していきたいと思います。

1-1. アクアリウムを始めた初期段階の場合

アクアリウムを始めた初期段階の場合は、まだ水槽内に十分にバクテリアが繁殖していないため、熱帯魚が発生するアンモニアを分解しきれず、水槽が白く濁りやすいです。

通常であれば2〜3週間もすればバクテリアが自然と適正な数まで増え、水槽の中の水が白く濁ってしまって悩ましい状況は解消されますので、どうぞご安心してください。

ただせっかくアクアリウムを始めたのだから、少しでも早く水槽内の水を綺麗にしたいという方も多いと思います。そんな時は、水槽内に人工的にバクテリアを投入する方法もおすすめです。

バクテリアはあくまで自然増殖が原則ですが、初期段階に限っては人工的に投入するのもおすすめな濁り対策になりますよ。

1-2. アクアリウムを始めて一ヶ月以上経過している場合

昨日まで水槽の水がものすごく綺麗だったのに、朝起きてみたら白く濁っていたなんて経験はございませんでしょうか。このようなケースは何らかの理由で水槽内のバクテリアの数が減少してしまった可能性が高いです。

例えば、水槽内の水をほとんど入れ替えてしまったり、ろ過フィルターを新しいものに入れ替えたり、あるいは年に一度の大掃除と砂利を入念に洗ったりした覚えはありませんでしょうか。

このようなことをきっかけに、水槽内のバクテリアの数が減少すると再び水槽内の水は白く濁ります。ただし、バクテリアが全滅したわけではありませんので、時間が立つにつれ再びもとの透き通った綺麗な水に戻りますからどうぞご安心してください。

少しでも早く水を綺麗に戻したいという方は、市販されている「にごり取り」を使用して見るのもおすすめの対処方法ですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

2. 熱帯魚の水槽の緑色の濁りの原因と対処方法

2. 熱帯魚の水槽の緑色の濁りの原因と対処方法

次に熱帯魚の水槽が緑色になってしまう濁りの原因と対処方法をみていきたいと思います。水槽内が緑色に濁る現象はグリーンウォーターと呼ばれています。

グリーンウォーターは白濁と違ってなかなか元どおりに綺麗にすることが難しく、悩まれている方も多いのではないでしょうか。

グリーンウォーターには植物性プランクトンが大量発生してしまうパターンと、藻類が大量発生してしまうパターンの2パターンあります。前者は不快臭がしますが、後者はそんなに匂いはありません。

グリーンウォーターの原因は水槽内に照明を当てすぎていたり、熱帯魚の餌や水草の栄養剤が多く水質が栄養過剰になっていることなどが挙げられます。

そこで一度発生してしまうと厄介なグリーンウォーターになってしまった時の対処方法をご紹介していきたいと思います。

2-1. 照明時間の削減

まずすぐに対策して欲しいのが照明時間の短縮です。照明時間が長いとそれだけグリーンウォーターの原因となるプランクトンや藻が成長しやすくなってしまいます。

また直射日光に当たりやすい場所に水槽を置いているとやはり、プランクトンや藻の成長を促進して水の濁りの原因になりやすいですので、水槽は直射日光の当たらない箇所に設置しましょう。

2-2. 餌・水草の栄養剤の削減

金魚や熱帯魚の餌、水草の栄養剤などを過剰に使用していると水槽内の養分が豊富になり、グリーンウォーターの原因であるプランクトンや藻が増加して水槽が緑色に濁りやすくなります。

餌や水草の栄養剤を過剰に与えている心当たりのある方は少し投与量を控えるようにしてみましょう。

2-3. UV殺菌灯の使用

UV殺菌灯を使用することにより、グリーンウォーターの原因であるプランクトンや藻を死滅させることができ、また水槽内の不純物も分解してくれます。

どうしても緑色の濁りが取れないと悩まれている方はこのUV殺菌灯の使用してみてはいかがでしょうか。ただし、こちらは良性なバクテリアも殺してしまいますので、使用時間などには十分に気をつけてくださいね。

   

3. 水槽の濁りを助長してしまう恐れのあるやってはいけないこと

3. 水槽の濁りを助長してしまう恐れのあるやってはいけないこと

水槽内の水が濁りが発生してしまったからといって、水槽内の水を全量交換することはあまりおすすめできません。上でご紹介した通り、水槽内にはアンモニアを分解してくれる良性のバクテリアも豊富に生息しています。

水を全量交換してしまうとバクテリアの数が減少し、水質を綺麗に維持できなくなってしまう恐れがありますので、なるべく避けてくださいね。

水槽内の水の交換の目安は「【水換えは毎日行うべき?】熱帯魚飼育における水槽の水質管理方法まとめ!」で詳しくご紹介しておりますので、アクアリウム初心者の方は是非参考にしてみてくださいね。

水槽の水を綺麗に保って熱帯魚のアクアリウムを楽しもう!

いかがでしたでしょうか。水槽内の水の濁りには白濁とグリーンウォーターの2種類ありましたね。白濁の濁りは時間の経過とともに良性のバクテリアが水質を綺麗にしてくれますのであまり心配しなくても大丈夫ですよ。

ただしグリーンウォーターには注意が必要です。まずは照明時間や餌の量を見直しながら適度な水の交換を実施し、どうしても綺麗にならないという時はUV殺菌灯を使用して見るのもおすすめの対処方法になりますので是非試してくださいね!

   
 

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