猫を飼育していると、猫が威嚇してしまうことがありますよね。嫌がるようなことはしていないのに何故威嚇するの?と困っている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
猫が威嚇したときの鳴き声やポーズはいつも決まっており、また猫が威嚇してしまう理由もある程度はパターン化されています。
そこで、猫が威嚇したときの鳴き声やポーズとその理由を詳しく見ていきましょう。
1. 猫の威嚇行動とはどのような仕草なの?
まずは猫が威嚇しているときの鳴き声やポーズを確認していきましょう。
猫が威嚇すると下でご紹介するように様相が急変してしまいますので、誰でも簡単に判別できます。
威嚇している猫をむやみに撫でようとすると引っ掻かれてしまうかもしれませんので気をつけましょうね。
1-1. 鳴き声
猫は威嚇すると決まって「シャー」と鳴き声を出します。
「シャー」なんて、どこか蛇の鳴き声に似ていると思いませんか。実は「シャー」という鳴き声は蛇の鳴き声を意識しているという説があります。
自然界に生息していたご先祖様の猫にとって蛇は大の天敵でした。そこで蛇を威嚇するために、蛇の鳴き声と同じように猫も「シャー」と鳴き声を発するようになったと言われております。
1-2. ポーズ
威嚇しているときの猫のポーズも有名ですよね。頭を低くして腰を高くするあのポーズです。
このようなポーズを取る理由は、自分の体を少しでも大きく見せて相手をビビらせようとしているためと言われております。
それ以外にも陸上選手のクラウチングスタートのようなポーズをとることで逃げる準備をしたり、いざとなったら相手へ飛びかかって攻撃する準備をしているのです。
1-3. 目つき
猫は威嚇すると目つきも鋭くなります。普段は可愛らしい子猫でも威嚇している時の猫の目はどこか冷酷です。人間だって憎たらしい相手を見る時は睨みつけるような目になってしまいますよね。
猫だって全く同じです。相手の心を冷たく見据えるような冷たい目をしているときは、確実に猫が警戒している時ですので、むやみに猫と目を合わせるのは控えるようにしましょう。
1-4. 毛並み
猫は威嚇すると毛並みも逆立たせます。よく漫画で猫の毛が逆立つ描写がされていることがありますが、あれはまんざら嘘でもありません。ただし威嚇している猫の毛が逆立っているかは近くに行かないと確認できないかもしれません。
猫の逆立っている毛が珍しいからといって触ろうとすると猫に引っ掻かれてしまう可能性もありますので気をつけて下さいね。
2. 猫が威嚇してくる理由
猫はどのような理由で威嚇してくるのでしょうか。猫が威嚇ポーズをとっり、「シャー」と鳴き声を出してくるにはそれなりの理由があります。
そこで猫が威嚇してしまう理由を確認していきましょう。
飼い主さんが猫の威嚇する理由をしっかりと把握してあげて、猫がなるべく威嚇しないように配慮してあげましょうね。
2-1. 身の危険を感じているとき
猫は自分の身に危険を感じると威嚇します。これは当然のことですよね。
自分の命にかかわる状況になりますので、「シャー」と鳴き声を出したり威嚇ポースをとることで、相手を追い払おうとしているのです。
猫に乱暴なことをしてしまうとこのように威嚇されてしまいますので、いつも優しく接してあげましょうね。
2-2. 縄張りを侵されたとき
猫は縄張り意識をもっている動物になりますので、縄張りを犯された時は当然「シャー」という鳴き声で威嚇していきます。
特に新しいペットを飼育し始めた直後は猫の縄張りに侵入してしまっておりますので、猫が威嚇するのも無理のない話です。猫の威嚇がひどいようでしたら別々のお部屋でペットを飼育する必要があるかもしれませんね。
また家庭内で猫同士が喧嘩してしまう原因と対処法は「なぜ猫同士で威嚇するの?ケンカする場合に飼い主さんがとるべき行動は?」で詳しくまとめておりますので、ぜひこちらもご確認くださいね。
2-3. 撫でられたくない時
猫は優しく撫でてあげるととても喜んでくれますよね。ですが猫にだって撫でられたくない時だってあります。
人間にも一人になりたい時ってありますよね。そんな時に話しかけられてもうざいだけです。猫もそれと一緒ですので、一人になりたがっている猫を撫でようとすると「シャー」と鳴き声で威嚇されてしまいます。
また猫は尻尾を触られることをとても嫌がります。尻尾を触ってしまうと「シャー」という鳴き声とともに威嚇ポーズをとってきますので気をつけて下さいね。
2-4. 爪を見せられたとき
猫は喧嘩した時に爪で相手を引っ掻くように攻撃します。ですので猫は爪を見せられることにとても敏感になっております。
むやみに猫に爪を立てるように見せてしまうと、猫が威嚇ポーズを取るだけでねく、猫にも大変なストレスがかかってしまいますので絶対にやめましょうね。
特に爪にネイルを付けている女性の方は気をつけるようにして下さいね。
2-5. 体に不調があるとき
猫の体調が悪い時は猫の警戒心も増しております。それだけ外敵から襲われやすくなっておりますので、ささいなことでも「シャー」と威嚇しやすくなっているのですね。
また猫は体がいたい時も「シャー」と鳴き声を出すときがあります。人間で例えれば、足を机の角にぶつけた時に「痛い!」と思わず言ってしまう現象とそっくりですね。
これは無条件反射的な猫の鳴き声になっております。決して飼い主さんを威嚇しているわけではございませんので安心して下さいね。
2-6. 子猫持ちのとき
猫がもっとも威嚇しやすい状況は子猫を育てている時になります。子猫は外敵からも襲われやすいですので、ちょっとしたことでもすぐに親猫は威嚇ポーズを取るようになります。
いつもは飼い主さんに懐いている猫でさえ、飼い主さんが子猫に近づくと「シャー」と鳴き声で威嚇してくることもよくあります。
このような時は親猫の気持ちを理解してあげて、そっとしといてあげるのも大事なポイントですよ。
3. 猫が威嚇してきた時の対応
猫が「シャー」と鳴き声で威嚇してきたり、威嚇ポーズをとってきたら飼い主さんはどうすることがよいのでしょうか。
そこで猫が威嚇してきた時の対処方法を確認していきましょう。
3-1. 目を合わせない
猫が威嚇してきたら猫と目を合わせないようにすることが大事なポイントになります。これは人間でも同じですよね。怖いお兄さんの目をずっと見ていたら喧嘩を売っていると勘違いされてしまいます。
また、人間も喧嘩する時はまずは相手の目を睨み合うところから始まる場合が多いですよね。
猫も全く同じです。猫と目を合わせてしまうと、猫の怒りのボルテージも徐々に上がっていってしまいますので、今後の飼い主さんとの関係を考えても好ましくありませんね。
3-2. 猫を刺激しない
猫が威嚇する理由は上でご紹介した通り様々ですが、一言で簡単にいってしまえば警戒しているからです。
警戒して「シャー」「シャー」鳴き声を出して今にも飛びかかるようなポーズをしている場合に、飼い主さんから近づいてしまっては逆効果になってしまうことが多いです。
そこで、猫が威嚇している時は猫のことをほっといてあげることも大事な対処法になりますよ。
また多少強引にでも猫が威嚇しないようにしつけしたいという方は「猫に威嚇される原因は何?愛猫が怒る理由や気持ち、対処や対策方法まとめ!」でしつけ方法をご紹介しておりますので、こちらもご確認して下さいね。
猫の威嚇行動とその理由を把握して上手に猫を飼育しよう!
いかがでしたでしょうか。猫が鳴き声やポーズで威嚇してきた場合は、まずは猫の気持ちになって考えてあげることが大切です。威嚇している猫に挑発するような行動を取ることは、しつけ以外の目的では謹んで下さいね。
また猫が飼い主さんに威嚇してしまう原因は上でご紹介したケースが大半になっておりますので、どのパターンに該当しているかを考えてあげてください。
猫が威嚇する原因を取り除いてあげれば、お互いより快適に共同生活を楽しんで行くことができますよ。