最近はペットブームの中でも飼育を始めやすいと熱帯魚を飼育されている方が増えてきています。実は熱帯魚や金魚などは日本全国で猫よりも飼育数が多いというデータもあるくらいなんですよ。
熱帯魚が人気の理由としては下記のような点が挙げられます。
- 室内でも比較的狭いスペースでも飼育可能
- 騒音問題にならない
- 飼育の手間が少なく、飼育が簡単である
- 泳いでいる姿が優雅。また癒される。
- アクアリウムを作りこむと綺麗でオシャレ
これらの理由で熱帯魚は人気が出ているようです。しかし、熱帯魚を飼育している方々にも悩みはあります。それは長期間、熱帯魚たちの飼育が出来ないことが発生してしまった場合のことです。
どのペットにも共通しますが、例えば長期間海外旅行に行くことになった場合はやはりお世話や餌やりを行うのは難しいですよね。
犬などであれば、ペットホテルに預けることなどが可能ですが、熱帯魚たちは水槽から動かせないですし、自分が留守の間にペットシッターの方にお世話してもらうのも少し気が引けてしまいますよね。
そこで今回は、もし旅行に長期間行くことになり、熱帯魚のお世話や餌やりが出来ない場合にどのように対応すべきなのかについてお伝えしていきたいと思います。
旅行などで熱帯魚に餌やりやメンテナンスが出来ない場合には何を気をつけるべきか
最初に旅行に行くことが決まった場合に、まずは何を考えるべきかについて考えていきます。この時の確認ポイントは大きく2つです。
- 旅行にどれくらいの期間行くのか
- いつの時期に行くのか
どのくらいの期間行くかは熱帯魚への餌やりがどのくらい滞るのかを左右します。実は熱帯魚は変温動物であり、体温維持にエネルギーを使わないためほとんどエネルギーを利用せずに生きていくことが出来ます。2週間くらいはエサを与えられなくても、小型サイズの魚でも問題ないようです。
また、いつ行くのかも重要なポイントです。例えば夏場に旅行に行く場合は水槽の水温が高くなりすぎる可能性があります。冬だと逆に水温が低くなってしまう可能性があります。特に夏に水槽を長期間放置すると水質悪化しコケが生えたり、水草が異常成長したりという状況が発生することもあります。
そのため季節に応じた、対応方法が必要となってきますよ。
熱帯魚は旅行に行く程度の期間であれば、餌を食べなくても大丈夫
先にもお伝えしましたが、熱帯魚は2週間は餌を与えなくても平気です。種類によっては1ヶ月与えなくても平気なようです。そのため1週間程度、餌やりが出来ない程度でしたら不安を感じなくても大丈夫です。
また水草を水槽内に植えている場合は、水草をエサとして食べてくれますので餓死の心配はありませんよ!
夏場の旅行には注意。熱帯魚を飼育する水槽に水質変化に気をかけよう
むしろ注意しなければいけないのは、旅行期間中における水槽内の水質変化です。特に夏は水温が上がりやすく危険な状態に陥りがちです。
このような場合はまずは冷却ファンなどを設置して少しでも水温が上がらないようにすることが大切です。また室内によっても室温が上がりやすい場所と上がりにくい場所があるかと思います。可能な限り水槽は室温が変化しにくい場所に設置してあげると管理が楽ですよ。
放置してしまうと、コケの大量繁殖や水草の異常成長、pH値の急激な変化など様々な環境変化を起こしがちです。そのため、旅行期間中は水質や水温がどれだけ安定させてあげるかがカギとなってきますよ。
ちなみに市販のコケ抑制用の薬は水草の成長にも影響を与えるためあまりオススメ出来ません。旅行に出かける前に水槽を掃除してあげて、水草も普段よりも短めにトリミングしておりてあげると戻って来た時の被害を食い止める確率が上がるので是非対応してあげましょう。
どうしても旅行期間中に熱帯魚への餌やりを行いたい方向けの秘策
2週間以上旅行に出かけたり、どうしても熱帯魚への餌やりが出来ないのは不安だという方もいらっしゃるかと思います。
そのような方にオススメなのが、自動給餌器です。通販で1000円くらいで購入可能であり、これに人工飼料をセットしておけば決められたタイミングで熱帯魚にエサを与えてくれるというものになります。
餌を与える量や頻度には細かく注意をすべきですが、これを利用するだけでもかなり安心感が違います。
特に1ヶ月以上家を留守にしたりしている方にオススメです。
旅行に行く際は、熱帯魚への餌やりよりも水質変化を気にしよう
いかがだったでしょうか?旅行に行く場合の、熱帯魚飼育のポイントや餌やりを自動で行ってくれる器具の説明をしてきました。
この場合はエサも重要ですが、いかに水質を変化させないかがポイントであることはご理解いただけましたでしょうか?
基本的には夏場以外はそこまで心配しなくても大丈夫ですので、安心して旅行に出かけてくださいね!