毎年春先になると容器が暖かくなってきますが、それと同時にある悩みを抱える人たちが多くいらっしゃいます。その悩みとは「花粉症」です。お悩みの方は多いのではないでしょうか?アレルギーによっては1月中旬から花粉症の症状が出てきてしまい、ピークは春から秋にかけてとほぼ一年を通して人々を困らせるやっかいものです。
日本ではスギ花粉によるものが主流であり、他にはブタクサなどにもアレルギーが出てしまう方が多いようです。ちなみにヨーロッパでは、小麦による花粉症などもあるみたいです。しかし、世界胸中として花粉症の症状は「くしゃみ」や「鼻水」、「鼻づまり」といったものであり、世界中の人々が困っている病気でもあるのです。
特にスギ花粉による花粉症発症者はなんとここ20年で倍増しているようです。過去は花粉症は一部の人の悩みであったものですが、現代において花粉症は万人に共通する病気であり、悩みになってきています。
そしてこの花粉症、実は人間だけではなくペットであるワンちゃんにも発症します。「犬も花粉症になるの?」と思われる方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、実は花粉症に悩むワンちゃんは多いものです。
そこで今回は犬の花粉症について、よく見られる症状やどのような対策があり、また予防方法があるかまでお伝えしていきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
犬の花粉症の症状は人間とは違い皮膚に出る?
ここでは犬の花粉症の症状についてご紹介していきます。始めにお伝えしたいのが、犬の皮膚は飼い主さんよりもデリケートであるということです。人の花粉症は目のかゆみが多いですが、これは人間の身体において目の周辺がデリケートであり、皮膚が薄いからです。それと比較すると、実は犬の全身の皮膚はかなりデリケートです。つまり人間が感じる目のかゆみなどを全身で感じてしまうのです。
そして、犬は嗅覚が非常に発達した動物として有名ですが、その分だけ口や鼻から入ってくる異物に対する免疫が少なくなっています。そのため、花粉などに敏感に反応してしまいやすいようです。また、犬は嗅覚を大きな頼りにして生きる動物。わずかなニオイを嗅いで対象の物体がなんであるかを確かめるため、人よりも口や鼻から入ってくる物に対して免疫が少ないんです。
そして気をつけなければいけないのが、犬の花粉症は飼い主さんにとっては気づきにくいということです。多くの飼い主さんが「皮膚の炎症で花粉症であることに気づいた」という気づくのが遅れるそうです。これはワンちゃんにとってはつらいですよね。主な症状は下記のような内容になりますので、細かく観察してあげてくださいね!
【主な症状の一覧】
- 普段は出ない鼻水やくしゃみが出る
- 急に身体をを壁や床にこすりつけ出す
- 顔を掻きむしる行動をとる
- 涙が出ている、目が潤んでいる
- 目の周りの毛が抜けている
- 皮膚が赤くなってしまっている
くしゃみを連発する場合は注意を。場合によっては動物病院へ
また普段はくしゃみをしないワンちゃんがくしゃみを頻繁にしていたら、花粉症の恐れがありますので要注意です。犬の花粉症の症状は、皮膚のかゆみや炎症だけでおさまらず、外耳炎などにまで悪化していく可能性がありとても危険です。場合によっては、かきむしることを止められずに皮膚が膿んだり、毛が大量に抜けてしまうこともありますので要注意です。
またくしゃみを連発していると、犬にとってかなり大きな体力を使ってしまうことになります。くしゃみがとまらない場合は、すぐに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。
犬の花粉症予防・対策方法には何がある?
愛犬が花粉症であるということがわかった場合には、下記の5つのポイントを守るだけでかなり症状が軽減されます。
- 花粉の多い月や時間帯の散歩を避ける
- 犬用の洋服を着せてあげる
- 外出後にブラッシングを行う
- こまめにシャンプーをしてあげる
- 家の中に空気清浄機を設置してあげる
これらのポイントを守れば、ワンちゃんにとってかなり快適に生活出来るようになります。出来るだけワンちゃんの身体に花粉が付着しないように気をつけてあげましょうね。
犬にも花粉症があることを理解して、注意してお世話してあげよう!
いかがだったでしょうか?
今回は犬にも花粉症があることから、実際の症状から予防法やアレルギー反応が出た場合の対策方法までお伝えしてきました。ワンちゃんは人間と比較して、皮膚がデリケートなので気をつけてあげましょうね。
今回お伝えしたことを参考にして、ぜひワンちゃんも花粉症に悩まずに快適に生活出来るようにしてあげましょうね!