ペットのうさぎが餌を食べなくなったら、飼い主さんは心配ですよね。病気なのか、それとも一時的な食欲不振なのか。すぐに病院に連れて行くべきなのかどうかと悩むことはたくさんあると思います。
そこで、今回はウサギが餌を食べなくなった時に可能性があるその原因についてご紹介していきます。まずは餌を食べなくなった際に、どうすればいいかから解説していきます。
またうさぎに餌を与える時間帯にはコツがあるとされています。『うさぎにエサを与える時間には決まりがある?餌やりのコツを大公開!』でご紹介しておりますので、こちらもぜひご確認にしてくださいね。
うさぎが餌を食べなくなったら、まずはペレットの種類を見直してみよう!
例えば朝方に与えたペレットをうさぎが食べなかった時、飼い主さんは不安ですよね。しかも牧草は食べるのにペレットだけ食べなくなる、そんなケースがうさぎにはたまにあるのです。
そんな時には、まずはペレットの種類を見直してみましょう!うさぎによっては、ずっと食べ続けているペレットの味に飽きてしまう場合があるようです。
また、ペレットを開封して時間が経ったことが原因で風味が飛んだり、湿気が原因で食べなくなることもあるようなので、ペレットの保存方法も気を付けてくださいね。
うさぎのペレットには様々な種類がありますが、その中でもおすすめなのが「ラビットプレミアムフード」です。臨床獣医師とブリーダーのコンセプトフードであり、うさぎがよく食べてくれると評価の高い商品になります。うさぎの気分転換のためにも試してみてくださいね。
うさぎが餌を食べなくなったら、それは緊急事態かも
うさぎに与えるペレットの種類を変えてみても、なかなかうさぎが餌を食べてくれない。そして、ペレットだけではなく、牧草も食べてくれない。このような場合には、うさぎの健康状態があまり良くない可能性が高いです。
そもそもうさぎは1日以上の絶食状態に絶えられる動物ではありません。他の動物は、2日程度絶食状態が続いても病気でない可能性がある場合もありますが、ウサギが餌を食べない状態が続くことは非常に危険な状態だと考えてください。
もちろん、夏場などに室温が高いことが原因で人間の夏バテの症状のように、一時的に食欲不振に陥る場合もありますが、そんな場合も1日続くと危険な状態だと考えてください。
うさぎが餌を食べない時に疑うべき病気って?
それでは、うさぎが餌を食べなくなる場合の原因は何なのでしょう。
一般的には、歯の伸び過ぎといった口内環境の問題か、胃腸の運動機能低下の2つが挙げられます。特に後者の胃腸の運動機能の低下は、餌を食べなければ食べないほどその症状は進行していきます。なぜなら、餌を食べないことが続くことによって胃腸が動く機会がどんどん失われていくからです。
また、このようにして餌を食べない状況が続くと、うさぎは脂肪肝という病気にかかる可能性が高くなってきます。
脂肪肝とは、うさぎが餌を食べないことによって摂取できない栄養を補おうと肝臓が全身の脂肪を肝臓に集め、それをエネルギーに変えようとする過程で、その供給過多によって危険な状態に陥る病気を指します。うさぎは全身から集まった脂肪を肝臓では処理しきれないことから、肝臓機能の低下につながっていくのです。
このようにウサギが餌を食べない原因はいくつか考えられます。しかしながら、これらの原因を飼い主さんが特定することは非常に難しいので、うさぎが餌を食べなった際にはすぐに病院に連れていってあげてましょうね。
うさぎが餌を食べないのは、毛球症!?
さて、うさぎが餌を食べない場合の原因をいくつか紹介しましたが、実は先ほどご紹介した原因以外にも飼い主さんが疑うべき可能性があるがあるです。
それは毛球症とよばれている症状です。これは、内臓機能が低下することによって体内に溜まった毛玉が排泄されずに溜まってしまった結果、食欲不振につながっていく症状をいいます。
一般的にうさぎに年に4回、換毛期があります。この毛の生え変わりの時期は、多くの体力を消耗するため、普段よりも病気にかかるリスクが高い時期であるとされています。
特に古い毛を誤って飲み込んでしまった場合、いつも以上に内臓機能が低下している時期なので消化できない毛が体内に溜まり、毛球症につながりやすいといわれているのです。
よって、飼い主さんはいつも以上に換毛期には、うさぎの様子を注意深く観察してくださいね。そして、うさぎの年齢が高齢になってくればなるほど、毛球症のリスクは高まるのでより一層注意しましょう。
うさぎの健康管理は、飼い主さんがしっかりしてあげましょう
今回はうさぎが餌を食べなくなった時に可能性がある原因について、いくつか紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?うさぎはその性質から、餌を食べない状態が1日でも続いたらそれは緊急事態だと考えてくださいね。
ペレットの種類を一時的に変えてみる、夏場であれば室温を調整みているといったまずは様子をみるための一時的な対応方法はあります。
しかしながら、うさぎが餌を食べない状況が続くことは、他の動物以上に病気にかかっている、もしくは病気にかかりかけている可能性が非常に高いです。よって、飼い主さんはうさぎが餌を食べなくなったら、できるだけ早く病院に連れて行ってくださいね。
そして、そういった非常事態にならないためにも特に換毛期はいつも以上に注意深くうさぎの様子を見るようにしましょう。
またうさぎを夏に飼育するときの注意点は『夏の暑さに要注意!夏のうさぎの正しい飼い方と暑さ対策を徹底解説!』でご紹介しております。夏の注意点が思い浮かばない飼い主さんはぜひこちらもご確認しましょう。