犬が餌のドッグフードを噛まないで飲み込むときの原因と対策まとめ!

犬が餌のドッグフードを噛まないで飲み込むときの原因と対策まとめ!
   

小さい頃、学校の先生や母親に「よく噛んで食べなさい」と食事中に注意された方は多いのではないでしょうか。そう、我々人間はよく噛んで食べるようにとしつけを受けて育ってきています。そのようなしつけを受けてきたのは、よく噛むことは消化時の胃の負担を軽減することにつながったり、唾液の分泌による虫歯予防の効果が期待できるからであったりと、理由は多くあります。

このようにしてごはんはよく噛んで食べるべきとしつけを受けて育ってきた我々にとって、ペットである犬が餌を噛まずに飲み込んでいる様子を見ると非常に不安になりますよね。

今回は犬の飼い主さんのお悩みランキング等の記事にあまり出てきませんが実は多くの飼い主さんが不安に感じている、この「犬が餌を噛まないのは、問題ないのか?」というお悩みについて、解説していきます。

   

犬が餌を噛まない。こんな場合はしつけを見直すべき!?

犬が餌を噛まない。こんな場合はしつけを見直すべき!?

愛犬がエサを噛まない様子を見ると、ついつい不安になってしまいますよね。飼い主さん自身のしつけの仕方が悪いのではないかと不安に思う方も多いと思います。一方で、ブリーダーさんが基本的なしつけはしているはずだから問題ないのではないか…と疑問を抱いている飼い主さんも多いと思います。

結論からいうと、犬がごはんを噛まないのはしつけの問題ではありません。犬はその習性からドッグフードを噛まなくても一向に問題ないのです。むしろ、噛まないでそのまま飲み込むのが犬の習性に即している餌の食べ方なのです。

もともと野生の犬はその生存競争に生き抜くため、捕獲した獲物を他の犬に奪われることがないうちに食べようと、すぐに食べ物は飲み込んでいたのです。このように、犬本来の習性から犬が餌を噛まないのはその習性の即しているといわれています。

ドッグフードを噛まない。犬種は関係あるの?

ドッグフードを噛まない。犬種は関係あるの?

もともと犬がごはんを噛まないで飲み込むのは、犬としての習性であることから、特段犬種も関係ありません。すなわちトイプードルも柴犬も、チワワも同じです。

また、ブリーダーさんや販売しているペットショップによって習性は変化するのではないかと不安に思っている飼い主さんもいらっしゃいますが、その点も関係ないのでご安心ください。

   

早食いで胃に届いたエサは、消化されるの?

噛まずに胃に届いた餌は、果たしてきちんと消化されているのでしょうか。犬の場合、噛まないで胃まで運ばれてきたごはんをしっかり消化できるよう胃液がたっぷりと出るようになっています。ですので、愛犬がしっかりと噛まない状態で胃まで届いたドッグフードも、きちんと消化されていますので安心してくださいね。

また、愛犬が唾液を垂らしている様子を見受けることがよくあると思います。これは、食べ物がのどを通りやすくするための自然な反応です。唾液も消化液の一種ですので、特にエサを目の前にした時に唾液を出しているのは、動物としての自然な反応なので問題ないですよ!

子犬には、小粒のドッグフードを!

子犬には、小粒のドッグフードを!

ドッグフードを噛まないで丸のみするのは問題ないのですが、エサの大きさは極力愛犬の大きさ、犬種を考えて与えてあげましょう。

エサを丸のみすることによって、喉をつまらせる危険性はやはりあります。つまり、特に子犬のように身体が小さい場合には、飲み込んだ際にのどに詰まらせないように、小粒のドッグフードを与えてあげるなど、飼い主さんにできる方法で工夫をしてあげましょうね。

愛犬が餌を噛まないことが不安。飼い主さんにできる工夫とは?

犬が餌を噛まないのは、その習性から考えて問題ないことは理解しても、やはりまだ不安が残る飼い主さんも多くいらっしゃるかと思います。また、逆に犬の餌以外への噛み癖に悩んでいらっしゃる飼い主さんもいるかと思います。

そんな飼い主さんにおすすめなのが「コング」という犬のしつけのための知育おもちゃです。コングは丈夫な天然ゴムでできており、中に空洞があります。その空洞の中に、餌やおやつをいれます。

犬はコングを噛むことで、コングの中に入っている餌を取り出そうとします。この過程において犬はコングをしっかりと噛むので、犬のごはんを噛む力が鍛えられるのです。

このようにして餌を食べることを通してでは、なかなか身に付けられない犬の噛む力をコングを用いて身に付けるといった工夫も可能ですよ!

餌を噛まないのは問題ない!愛犬とのコミュニケーションを大切に!

飼い主さんが不安に思っていても、愛犬が餌を噛まないのは犬本来の習性から問題ないことを今回は説明しました。不安が少しは解決されましたか?

言葉が通じない愛犬へのしつけは、悩むことがたくさんあると思います。そんなとき、まずは犬の習性を理解しましょう。そして、その上で愛犬とのコミュニケーションを大切にし、しっかりと愛犬の日々の様子を観察し続けてください。もしいつもとは違う不安なことが起きた場合は、ひとりで悩まずに病院に行ってお医者さんに相談しましょう。

   
 

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