ペットとしてはじめてハムスターを飼育しはじめて数日。ケージの中にはケージと一緒に購入した回し車をセットし、回し車の中を走り続ける姿を想像していたのに、なぜかうちのハムスターは走っていないと不安に思っているハムスター初心者の方も多いのでしょう。
飼い始めてすぐに病気にかかることや、ストレスが溜まっていることもないような気がして、原因が分からず、どうしていいのか分からない方もいるはず。
そこで、ハムスターの特性から運動しない原因とその対策を今から紹介します。これを読めば、あなたの不安も少しは解消されるはず!
うちのハムスターはなんで運動しないのか?実は夜動いてるかも?
かわいくてかわいくて仕方がないので、暇さえあればケージを覗き込むが、丸まって寝てばかり。ケージと一緒に買った回し車を元気に走る姿を想像していたので、「うちのハムスターは運動しないけど大丈夫?」と不安が募る日々。そんなハムスター初心者の方は多いはず。
そんな方はまず、夜中に部屋の電気をつけずにこそっとケージの中を覗き込んでみましょう。
そうしたら、ハムスターが元気に回し車を回している姿を目にすることができるかもしれません。なぜなら、ハムスターは実は夜行性の動物。そのため、ケージを置いてある部屋が明るい限り、昼間だと勘違いして寝ている可能性があります。
また、飼育し始めのハムスターは環境になれず、緊張などから活動的でない可能性もあるので、はじめはあまり触らずにそっとしておいてあげましょう。
ハムスターはストレスに弱く、死因の多くはストレスが原因の病気であるといわれています。そんなストレスを与えるひとつの行動として、飼い主のスキンシップがあるといわれています。ハムスターは触られることを嫌う動物なので、気を付けてくださいね!
運動しないハムスターに運動させるために
ハムスターが夜行性であることを理解し、ストレスの要因であるスキンシップも控えるようにした飼い主さん。
日中寝ているのはその習性からであることも理解したので、日中に運動していないことは以前程気にならなくなったものの、夜にこそっとケージを覗き込みにいっても運動しているところをあまり確認できず、やはり不安が募る日々。
そんな時、飼い主のあなたがペットであるハムスターの運動を促すためにできる工夫には、どんなことがあるのでしょうか?今すぐできる工夫を、今から3つ紹介していきます。
①ケージの大きさを見直す!
ハムスターと一緒に購入したケージ。ハムスターはきっと回し車の中を走っているか、寝ているかだからそんなに大きなケージである必要はないはず!と小さめのケージを買った方も多いのではないでしょうか?
そんな小さめのケージ。それが実はハムスターが運動しない一因となっている可能性が高いのです。大きめのケージを購入しましょう。
また、大きめのケージに買い換えた後には、よりハムスターの運動を促す環境にするためにも、回し車とトイレの位置を遠くするなど、ハムスターが自然と運動ができる環境とするよう工夫してみてください。
②穴掘りができる環境を整えよう!
あまり知られていないのが、ハムスターには穴を掘る習性があるということ。野生のハムスターは外敵から身を守るためにも、地中に穴を掘って巣をつくり、その中で生活をしていました。なので、ハムスターには穴を掘る習性があるのです。
穴を掘るという行動は立派な運動なので、ケージの中にハムスターが穴を掘れるような環境を整えてあげましょう。穴を掘る環境をつくるには、床材を厚めに敷いてあげてもいいですし、土を盛るなどして穴を掘れるような場所をつくってあげてもいいですよね。
ハムスターの運動といえば走り回る姿ばかりを想像してしまいますが、その習性から穴を掘るという点もあることを理解し、運動しないハムスターが運動することを促してあげるのもいいかもしれません。
③ケージの外で散歩をさせてみよう!
ハムスターの飼育というと、ケージの中で完結することをどうしても想像しがちですが、たまにはケージの外に出してあげて広い場所で散歩させてあげてみてください。
もちろん、散歩は外ではなく家の中で。ハムスターを散歩に出させたまま、家の中のどこに行ってしまったか分からなくなってしまった、見失ってしまった。なんて事態にならないよう、まずはドアを閉めた部屋の中で散歩をさせてあげるといいでしょう。
また散歩の時間ですが、基本的にはハムスターが自らケージに帰ろうとするまでは見守ってあげるのが良いといわれています。運動しないハムスターには効果的です!
病気にならないためにも、ハムスターにとって運動はとても大切!
今回は、運動しないハムスターが運動するようになるにもどうしたらよいか、その方法をいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ハムスターは運動しないことが続くとストレスへと繋がり、ストレスは病気にかかることに繋がってしまいます。せっかくかわいいペットとしてむかえいれたハムスターが元気に病気にかからず長生きするために、飼い主であるあなたができる工夫はたくさんあります。
今回ご紹介したものは、その中でも簡単にできるものばかりだと思いますので、是非試してみてください。